神棚の処分に困らない!賢く捨てるオススメの処分方法5選

最終更新日:2024年10月06日

 

神棚の処分方法が分からない、捨て方が気になっている方へ

 

\お困りですか?/

 

神棚の処分方法が分からない

 

神棚は汚れてきたら捨てる物なの?

 

神棚を処分したいけど、供養とか必要?

 

勝手に触ったら、罰が当たりそうで心配

 

「神棚の処分」について気になってはいるけれど、何から始めればいいかわからない方も多いのではないでしょうか?一見難しそうな神棚の処分ですが、手順やルール通りに進めれば、簡単にすっきりと捨てられます。

 

\この記事でわかること/

最適な神棚の処分方法が分かる

 

お札や神具の捨て方か分かる

 

神棚を買い替えるタイミングと注意点が分かる

 

 

 

記事執筆者 オラフグループ株式会社
代表取締役 田中 浩二

 

この記事で神棚の捨て方を解説している私は、不用品回収オラフグループの経営者です。整理業の世界に飛び込んでから13年が経ちました。神棚の処分のご相談も毎年100件以上いただいております。

 

神棚については皆様口をそろえて、「何から始めればいいのかわからない」とのこと。経験から処分にかかる料金はもちろん、丁寧な取り扱い方もご紹介していきます。

 


 

 

 

神棚を処分する5つの方法

 

神棚の捨て方としてオススメなのは以下の5つの処分方法です。

 

  • 自治体のごみ収集で捨てる
  • 神社に持ち込み処分する
  • 神棚販売店の引き取りサービスを利用
  • 解体・リフォーム業者に処分してもらう
  • 不用品回収業者に神棚を処分してもらう

 

どの処分方法かによって料金や内容が変わりますので、自分が捨てたい理由や状況を基準にして選びましょう。

 

 

 

自治体のごみ収集で神棚を処分する


神棚は自治体のごみ収集を利用して捨てることもできます。神棚を作っているのは木材なので、ルール上は燃えるごみとなり問題ありません。

 

神棚を取り外したら、燃えるごみの収集日に他の可燃ごみと同様に自治体指定の袋に入れて、決められた収集日に出すだけです。決まった時間になったらゴミ収集車が引き取ってくれます。

 

処分料金は無料です。予約もいらないので早くて簡単に捨てられる方法です。今まで家族を見守ってくれた神棚への敬意を払って、最後に一礼し、ホコリや汚れを取り除いてから処分してあげるのが最低限のマナーです。

 

 

 

神社に持ち込み処分する


神社に神棚を持ち込んで引き取ってもらうという処分方法もあります。

 

地域の神社やお付き合いのある神社に依頼するのが正しいのですが、引っ越しなどで遠方にあるときには最寄りの神社でも問題ありません。また、富士浅間神社のように郵送での処分を受け付けている神社もあります。

 

処分料金は神社によって独自に決められていますが、相場は5,000円~30,000円です。料金の中には祈祷料や処分費用が含まれています。

 

現金を財布から出すのではなく、「玉串料」や「初穂料」、「御焚上料」と書いた白い封筒に入れて神棚を持ち込む際に渡します。お祝い事ではないため、水引がついていない白い封筒を選びましょう。

 

神社で1年に1回行われる「どんど焼き」を利用してもよいです。どんど焼きはお札やお守りを火の力を借りて浄化させるという意味を持つ儀式の一つで、神棚は燃やしても害のない素材なので一緒に引き受けてもらえます。

 

白い布に神棚を包んで持ち込むのが丁寧な取り扱いになります。

 

 

 

神棚販売店の引き取りサービスを利用


神棚販売店で処分してもらうこともできます。販売店といってもホームセンターではなく、神棚を専門で取り扱っているお店のことです。

 

引き取り費用は5,000円~10,000円で、買い替えであれば引き受けてくれますが、引き取りだけでは断られてしまうこともあります。また、お焚き上げ料金として追加で数千円かかるのが販売店の引き取りです。

 

新しい神棚の設置と入れ替える形で引き取ってもらえるので、買い替える方にはメリットの多い処分方法です。神棚を専門で取り扱っているので、お札や神具もまとめて引き取ってくれるのが販売店の特徴です。

 

 

 

解体・リフォーム業者に神棚を処分してもらう


意外かもしれませんが、解体業者やリフォーム業者に木製家具と一緒に神棚を処分してもらう方法もあります。

 

この方法が利用できるのは、戸建ての家を解体やリフォームする際に神棚の処分を検討している方だけです。神棚は木でできているので、「家に残しておいても大丈夫ですよ」と言ってもらえます。

 

供養や魂抜きなど宗教上の配慮はしてもらえないので、「ただ処分したいだけ」という方には向いている方法です。

 

 

 

不用品回収業者に神棚を処分してもらう


不用品回収業者では神棚の処分も行っています。神棚を取り外すところから、魂抜き、廃棄処分まですべて対応してくれる業者が一般的です。

 

費用は1つにつき5,000円くらいと販売店とさほど変わりませんが、回収だけでも快く引き受けてくれます。設置場所や依頼内容、お住まいの地域と不用品回収業者との距離によって、金額は変わるので3社くらいから相見積もりを取るのがおすすめです。

 

電話問い合わせをしたときに極端に安いところや説明が雑な不用品回収業者は避けましょう。訪問時に追加料金を請求される可能性が高くなるからです。

 

優良な不用品回収業者は訪問見積もりも無料なので、気軽にご自身の状況を相談してみましょう。

 




神棚の買い替え・処分のタイミング

 

神棚の買い替えや捨て時に明確な決まりはないので、先祖代々引き継いでいる神棚を使い続けても全く問題ありません。

 

そもそも神棚とは家庭内に神様をお祭りする場所です。言い換えれば、神様のお住まいといったところでしょうか。目には見えない神様に対して、日ごろの感謝を伝えたり、家族の健康や商売繁盛を祈願するための場所という位置づけです。

 

買い替えや処分のタイミングとなる目安を4つご紹介します。

 

 

 

引っ越しやリフォームするとき


引っ越しやリフォームは買い替えや処分のタイミングです。

 

自分の住まいを変えるときには神様のお住まいも新調すると心も軽くなりますし、インテリアのとの相性もよくなります。引っ越しやリフォームで神棚を移設するときには、取り外す順番や扱いに注意しましょう。

 

撤去するときには神棚は最後に取り外し、あらかじめ用意した箱に入れます。直接床に置くのは神様にとって失礼にあたる行為とされているからです。移動するときにも神棚の上には物を置かないという配慮も必要です。

 

新居では家財道具を運ぶ前に一番に神棚を設置しましょう。

 

 

 

家じまいするとき


実家の家じまいや解体と一緒に神棚じまいをしてしまう方もいます。

 

お供え物や参拝をする対象としての意味を持つのが神棚です。誰も管理してくれなくなった神棚はただの置物と化してしまいます。家じまいをする家に置いてあるような古い神棚は、引き継ぐにしても新調されることが多いため処分・買い替えのタイミングとなります。

 

神様のお住まいとして長年実家を見守ってきた神棚に敬意を払って、処分しましょう。

 

 

 

神棚の汚れが目立ってきたとき


単純に神棚の汚れが目立ってきたときも買い替え・処分のタイミングです。神様に汚れた場所にいてもらうことは失礼という捉え方もるためです。

 

飾り始めてから5年から10年以上経過すると汚れが気になってくるでしょう。神棚は家の中でも高い位置にあるので日常的なホコリが溜まりますし、ろうそくのススやお線香の煙、日焼けなどの小さな汚れが積み重なっていくからです。

 

定期的に掃除をしている方であっても木の劣化は避けられません。10年以上飾られている神棚には自然と割れや欠け、腐食が進んでいきます。見た目が汚くなってきたときは買い替え時と言えます。

 

 

 

式年遷宮のタイミング


式年遷宮と同じタイミングで買い替える方もいます。

 

式年遷宮とは伊勢神宮のお宮を作り替える儀式で、神社の神職や関係者が神社を清め、新たな神殿を建てることで神々をお迎えし直すという意味があります。

 

伊勢神宮での式年遷宮は20年に一回行われ、次回は2033年です。必ずしも合わせて新調する必要はありませんが、神社と神棚を新たな状態で結びつけるという思いも込めて買い替えるタイミングの一つです。




神棚を処分する時の注意点

 

神棚を処分するときには神具やお札の取り扱いにも注意しましょう。神棚は神様のお住まいにすぎないとも考えられるのですが、お札や神鏡、儀式はそれぞれ意味を持っているからです。

 

後から後悔しないためにも「正しい処分方法」と「注意点」を知っておきましょう。

 

 

 

神棚のお札は処分のタイミングで返納する


神棚に飾ってあるお札は、神棚を処分するタイミングでお札をもらい受けた神社に返納するのが最も望ましいです。

 

引っ越しで遠方になってしまったときやいただいた神社が分からないときには、最寄りの神社でも問題ありません。大切なのは「神社へ返納すること」です。

 

大きな神社なら返納受付がありますし、小さな神社でも境内の中に返納箱というものが設置されています。和紙や白い紙に包んで返すのが丁寧なマナーです。

 

集められたお札やお守りは定期的に供養やお焚き上げをして浄化されています。買い替えであれば、お札を返納する必要はありません。新しい神棚に引き継いで飾ってあげましょう。

 

 

 

神棚の魂抜きが必要なケース


神社の宮司さんに魂入れをしてもらっている神棚は魂抜きが必要です。

 

魂入れをしたときと同様にお付き合いのある神社へ魂抜きを依頼しましょう。祈祷料として数千円~数万円をのし袋に入れてお支払いします。

 

「お気持ちで」と言われたときには、ストレートに相場を聞いてみましょう。祈祷料が多すぎたり、少なすぎるよりも明確にしておいた方が今後の付き合いもしやすくなるからです。

 

神棚に魂入れをしている家庭は少ないでしょう。仏壇は魂入れをするのが一般的ですが、神棚はお札を飾るための入れ物という位置づけだからです。

 

 

 

神棚にあるお供え物の捨て方


神様へお供えした食べ物は処分せず、食べてしまうことが推奨されています。お供え物のお下がりは「撤下神饌」と呼ばれ、神様の神気が宿った大変縁起の良いものとされているからです。

 

塩やお米、酒なども料理に使い、余すことなく体に取り入れるとよいでしょう。

 

食べられないサカキやお花のような植物はひと手間かけてから可燃ごみで処分します。自然に返すのが適切だと考えられているので一昔前であれば、川に流したり、土に埋めたりするのが主流でした。マンション住まいが増えた今ではそのまま自然に返すのは難しいので、間接的に自然に返す方法を取ります。

 

そのままゴミにするのは忍びないときは、塩で清めて、白い布に包んでから可燃ごみと一緒に処分しましょう。

 

 

 

神具の処分方法


神具は4つの処分方法があります。

 

「神具の処分方法」

  • 神社に引き取ってもらう
  • 販売店に引き取ってもらう
  • 不用品回収業者に引き取ってもらう
  • ゴミ収集で捨てる

 

神具だけでは難しいのですが、神棚の引き取りを依頼するならまとめてひきとってくれます。ゴミとして捨てるときには神棚とおなじように敬意と感謝の気持ちを表して捨てましょう。特に神聖な存在や神格を象徴する神鏡は神聖性を保ちながら処分します。

 

神鏡の処分手順

自身を落ち着かせる

手を洗い、口を軽くすすぎ、汚れを取り除いたら、物音の少なく、落ち着いた環境を整えます。

 

神鏡を清める

神鏡を清浄な水で拭き、お清めのお塩をふって清めたら、神鏡を白い布で包みます。作業を行う時には感謝と敬意を持ちながら行いましょう。

 

不燃ごみに捨てる

中身が見えないと引き取ってもらえない地域では、白い布を外してから指定ゴミ袋に入れます。清め手順と敬意があれば問題ありませんし、何よりも地域のルールに従わないと収集してもらえないからです。

 

 

陶器類は「物を入れる器にすぎない」という考え方もあるので、神鏡のように形式にそって取り扱うこともありません。材質ごとに地域のルールに合わせて処分しましょう。




神棚の処分事例

 

不用品回収業者に神棚の処分をお願いしたら「どこまでやってくれるの?」「神棚以外でも回収してくれるの?」と気になっている方へ、当社の回収事例をご紹介いたします。

 

神棚の様に普段捨てる機会がないモノの処分では、不明点が多く、どこに頼んでいいかわからないというお声もよくいただきます。もっともよくいただく「結局いくらかかるの?」という疑問への回答も包み隠さず記載しています。

 

不用品と神棚の回収


担当者からのコメント
「神棚や神具とかまとめて引き取っていただけますか?」というご相談をいただきました。当社の前にも2社ほどお問合せされていたのですが、どこも料金は教えてくれるものの作業内容があいまいでお困りとのことです。ご実家の神棚で買い替えの予定はないとのことでしたので、具体的に神棚の取り外しから引き取り、処分方法をお伝えしました。お札の意味や当社の供養にご理解いただけたためそのままご依頼いただきました。到着から作業完了までは20分もかかりませんでした。

回収物 不用品と神棚と神具
作業時間 30分
作業人数 2名
お見積り ¥18,000
買取り ¥0
お会計 ¥18,000

 

神棚と家具の回収


担当者からのコメント
片付けを進めている娘様から、介護用ベッドやタンスなど家財の処分依頼をいただきました。衣類や雑貨類など細かい整理はご自身でされていたので、大型家具回収のご依頼です。介護用ベッドと大型のタンス、ダイニングセットなど5点ほどお引き取りしました。作業中に神棚の管理についてお伺いすると、どうしたらいいかわからず手が付けられないとお話しいただきました。当社の過去の事例をお伝えすると「コンパクトなものに買い替える」という選択でしたので、お札をお渡しして神棚は引き取らせていただきました。

回収量 介護用ベッド、タンス、ダイニングセット、飾り棚、神棚
作業時間 50分
作業人数 2名
お見積り ¥20,000
買取り ¥0
お会計 ¥20,000

 

神棚を含む1部屋丸ごと片づけ


担当者からのコメント
遺品整理のご相談をいただきました。故人は買い物が趣味なのに片付けが苦手だったので、部屋の中は衣類や未使用の家電であふれかえっているとのこと。このように不用品の量が分からないときには正確なトラック台数を把握するために訪問見積もりをご提案いたします。お伺いすると、お話で聞いていた通り、足の踏み場もない状況でした。作業時間やトラック台数をお見積もりし、ご納得いただけたのでトラックとスタッフ人数を確保するためすぐに予約をおとりしました。作業当日、買い取れるものが10点以上出てきましたので、ご確認いただき総額から引かせていただきました。最後に神棚を取り外して作業完了となりました。

回収量 1室丸ごと(大型家具・雑貨・家電
作業時間 60分
作業人数 2名
お見積り ¥36,000
買取り ¥0
お会計 ¥36,000

神棚の処分方法まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

神棚の処分方法は決まりましたでしょうか?今すぐに捨てなくても処分の選択肢やそれぞれにかかる料金、手順を知っておくだけでも十分です。神棚を捨てなければいけない時に余裕をもって最適な方法を選べるようになります。

 

自分の場合には「いくらくらいになるのか」など気になる方はお気軽にご相談ください。気がかりなことをお伝えいただければ、私の経験からあなたに合った方法をご提案させていただきます。