実録!不用品回収業者の社長が語る【追加料金の現実】


最終更新日:2023年2月18日

 

不用品回収の追加料金について詳しく知りたい方へ、こんな事にお悩みですか?

 

●不用品回収の追加料金について詳しく知りたい

 

●追加料金が発生しない方法とかあれば知りたい

 

●ぼったくりに合わないように気を付けたい

 

●追加料金なしで依頼できる方法を教えて欲しい

 

上記のようなことが心配な方もこのページを読み終えると不用品回収の追加料金の事が詳しく分かり、安心して利用できるようになります。

 

\このページでわかること/

●不当な追加料金か、正当な追加料金か判断できる

 

●追加料金がかかる根拠が分かる

 

●正当に追加料金がかかった実際の事例を見れる

 

●追加料金無しで依頼する方法が分かる

 

●不当に追加料金を請求してくる悪徳業者の特徴が知れる

 

 

 

この記事を書いている私は不用品回収・遺品整理オラフグループの代表をしています。13年間の中でお客様の元から沢山の案件をお承り致しました。

 

これまでの経験と、頂いたご相談を元に「不用品回収の追加料金」について解説していきます。

 


 

 

 

不用品回収の追加料金とは

 

近年では人気サービスとなって大分普及してきた不用品回収ですが、それと共に悪徳業者の存在も見逃せない現実になってきています。

 

特に料金に関するトラブルの事例は年々増加の傾向があり、消費者生活センターへの相談件数も日に日に増しています。

 

不用品回収はとても便利なサービスです。上手く使えば楽に、簡単に、安く不用品を処分できます。以下で追加料金について深掘りして解説していきますので、初めて利用する方や、ご不安な方は是非ご覧頂き参考にしてください。

 

 

 

追加料金が発生するケース

 

まずは、どんな時に、どんな理由で、何を持って追加料金が発生するのか、その仕組みと理由について深掘りして解説していきます。

 

実際の事例に基づいて解説していきます。

 

 

 

回収日の当日に伝えてない不用品を追加する

 

回収日の当日に、業者に伝えていない不用品を追加依頼するとその分の追加料金がかかります。

 

事前にお見積もりをしている内容から、当日に不用品を増やして依頼をするとその分は当然お見積もりに入っていませんので追加料金がかかってきます。

 

この場合には、追加料金は正当なケースとなります。

 

事前に追加料金無しで費用を確定させる為には、不用品を追加で依頼するのが決まった段階でお願いしている会社へと連絡してその旨を伝えましょう。

 

「チェックポイント!」

 

 伝えていない不用品の追加には料金がかかる

 

 追加分は積み込む前に見積りしてもらう

 

 パック料金の適用の方が安くなるのか、など交渉も必要

 

 

 

事前の打ち合わせ内容と異なる

 

事前の申し込み内容と当日の内容が異なった場合には追加料金がかかる場合があります。

 

電話見積もりやメール見積もりでよく起こりうるケースです。例えば、依頼したタンスが階段から出せない状況で吊り下げの作業になった。こんな場合でも追加料金が発生します。

 

その他にも、冷蔵庫の回収依頼をしたが、当日に中身が入ったままだった、など色々なケースがあります。

 

通常、それなりにきちんとしている会社では、お申し込みの段階でこれらの条件は聞かれますので、割と小さな会社や変な会社に当たると雑な対応をされてこのようなトラブルになる事があるでしょう。

 

「チェックポイント!」

 

 ありのままの状況を適切に伝えよう

 

 そのまま搬出出来なそうな場合にはそれも伝える事

 

 伝え忘れが無いか確認しましょう

 

 

 

お見積り内容と状況が変わった

 

見積り内容と内容が異なると、追加料金が発生する場合があります。

 

よくあるケースでは、費用をとにかく安くしたいがゆえに、「これは自分で処分します」「これは当日までに捨てておきます」などと自分で行う部分を増やす方がいます。

 

業者はそれを基にお見積もりプランを形成するので、当日に「やっぱり捨てきれなかった」と言ってもご愛嬌では終わりません。

 

約束事を形にできず、それを当日に業者へ依頼する時にはしっかりと追加料金が発生しますので、無理のないプラン作りを心がけましょう。

 

「よくある例」

 

 当日までに捨てておくと言ったが出来なかった

 

 自分でやるといった部分をやっていない

 

 業者が買取りで見積もった物を勝手に売ってしまった

 

 買取りで見積もられた物をやっぱりやめた

 

このように、買取りとして業者が見積もっている不用品を、ご自分達で一方的に持ち出したり、売ってしまっても追加料金になるでしょう。

 

業者が何を買い取っているのか見積書で確認して担当者へ聞いてから動く事をおススメします。




実際に追加料金があった不用品回収の事例

 

ここからは、実際の不用品回収であった「追加料金が発生した事例」を紹介していきます。

 

実際に現実で起こった事例の紹介になりますので、拝見して頂きどのようなケースで、どんな理由で起こりうるのかの参考にして下さい。

 

 

 

引っ越し時の不用品回収


担当者からのコメント
今回ご依頼くださったお客様は、お引越しのタイミングで不用品が発生するので取りに来て欲しいとの内容です。お引越しの当日に訪問して、事前に電話でお見積もりをしていた内容の不用品を回収していきましたが、言い忘れていた不用品が複数あり、これらもお願いしたいと当日に追加依頼がありました。追加分の金額を提示して、料金にご納得を頂けましたので追加で回収しました。

回収品 家財と不用品の回収
作業時間 70分
作業人数 2名
お見積り ¥34,000
買取り ¥0
お会計 ¥34,000

 

当日にエアコン撤去を追加


担当者からのコメント
アパートの退去時に不用品回収でご依頼を頂戴していました。不用品の内容は事前にお伺いしていた内容と変わりなく、特に問題無かったのですが、お客様の方でエアコン撤去を失念してしまっていたようで、当日に取り外し工事と処分を相談されました。勿論当社でも工事出来ますと伝えてその場で見積り、直ぐに撤去へと進みました。

回収品 エアコン工事
作業時間 15分
作業人数 1名
お見積り ¥7,000
買取り ¥0
お会計 ¥7,000

 

不用品回収当日に物を追加


担当者からのコメント
戸建て住宅の全撤去の不用品回収で訪問した所、事前にお伺いしていない謎の不用品が置いてありました。お見積もり内容を確認してもその場には対象物が無い事になっています。お見積り時の写真を再確認してもその不用品が確認出来ないので、お客様へ確認した所、ご自分の実家から持ってきたので一緒に処分して欲しいとの事。当然お見積りの対象外の不用品ですので、別途見積もりでご案内となりました。

回収品 不用品の追加処分
作業時間 30分
作業人数 2名
お見積り ¥9,000
買取り ¥0
お会計 ¥9,000



追加料金無しで安く依頼する方法

 

不用品回収を追加料金無しでお得に依頼するにはコツがあります。

 

サラリーマン時代から合わせると業界に20年近くいる自分だからこそ分かるコツや方法がありますので、ここからは少しでも安く不用品回収を依頼する方法について詳しく解説したいと思います。

 

独断と偏見もあるかもしれませんが、全ては経験に基づいて執筆していきますのできっと参考にはなるはずです。

 

 

 

事前の見積もりは必須

 

不用品回収を追加料金無く、安く適切に依頼する為には「事前お見積り」が必須です。

 

単純な事ですが、事前に不用品の内容、住居の環境、現在の状況など詳しく事前のお見積もりで伝えておく事で、当日に追加料金無しで安心してサービスを受けることが出来るでしょう。

 

電話、メール、訪問、などお見積りの種類は多種あり、量によって案内される内容は異なると思いますが、どんな状況であったにしろ事前見積りは取るようにしておきましょう。

 

 

 

訪問見積りを依頼する

 

お片付けの規模が大きい場合には「訪問お見積り」の依頼をしましょう。

 

1点〜少量であれば電話見積りやメール見積もりで問題ありませんが、トラックプランや住居全部のお片付けなどの大掛かりな場合には必ず訪問お見積りを希望しましょう。

 

トラックプランであっても、どのトラックが適切なのかお客様サイドで適切な判断が出来る訳ありません。そもそも同じ2トントラックでも大きさが全然違う車両も有ります。

 

ネットで見て、2トントラック1台いくら、みたいな格安料金につられて電話で依頼して、当日に積みきれないで追加料金、なんてゆうトラブル事例は耳が痛いほど聞こえてきます。

 

また、これが悪徳業者のやり口の1つでもあります。ですので、量が多い不用品回収の場合には必ず「訪問お見積り」を希望して来てもらい、書面でお見積もり書をもらうように心がけて下さい。

 

 

 

 

追加料金無しの見積書を書面で貰う

 

会社の代表印が押印された正式なお見積もり書に「追加料金無し」の文言を付け足して発行してもらいましょう。

 

基本的な考えですが、きちんとした会社は正式なお見積もり書が当たり前に発行されます。よくあるペラペラ伝票の御見積書は論外です。

 

ペラペラ伝票の御見積書、きちんとした企業が発行しますか?その他の業種でもいいですが、ペラペラ伝票の御見積書を貰ったことがありますか?

 

引越しの御見積書、リフォームの御見積書、何でもいいですが、高額な価格帯のサービス業である不用品回収の御見積書はきちんとしていて当然です。

 

これらが当たり前に準備されていない会社はそもそも怖いと思って依頼を控えたほうが無難です。

 

「お見積書の条件」

 

 会社の代表印が押印されているか?

 

 「追加料金無し」の文言があるか

 

 ペラペラ伝票の御見積書ではないか?

 

 会社名は法人登記されているか?

 

依頼している会社が「個人」や「屋号のみ」の場合、そもそも不用品回収業をおこなう許可の取得すらしていない違法業者の可能性も否定できませんので、きちんと確認しておきましょう。




悪徳業者の特徴

 

基本的なお話になりますが、正当な理由なき追加料金を取ろうとする業者は、はっきり言って「悪徳業者」です。

 

この記事を書いている2023年現在でも悪徳業者は沢山存在しています。現に消費者庁から最近でも追加料金の事で指摘を受けてニュースになった会社もあるぐらいです。

 

「不用品回収 消費者庁」で調べれば悪徳業者のNEWSが山ほど出てきます。このように、悪徳業者の存在はどんな業界でも消せない為、ご自分で気を付けて頂くほかありません。

 

ここからは、業界に長くいるからこそ分かる「悪徳業者の特徴」について深掘りして解説していきます。

 

 

 

 

当日に意味不明な理由で追加料金を請求してくる

 

回収日の当日に、難癖を付けてとにかく追加料金を取ろうとする悪徳業者がいます。

 

理由は様々ですが、今日まで被害にあったお客様から聞いたお話ですと理由は酷い物で「階段作業は聞いていなかった」物が重いから特別料金」「予想より大きかった」「運び出し料金は別」など何でもありです。

 

こんな子供が使うような、笑ってしまうような理由ですが、強く威圧感に、強引に請求されると払ってしまう方がいるのもまた現実です。

 

こんな追加料金が許されるわけありません。こんな状況に直面した時には、警察へ連絡して来てもらって仲裁に入ってもらうか、消費者庁へ連絡して利用を控えてください。

 

引っ越しなどで後に引けない状況でも利用はやめて、即日対応してくれる地域の業者へ落ち着いて再依頼しましょう。

 

「難癖付けられる例」

 

 階段作業は聞いていなかった

 

 物が重いから特別料金

 

 予想より物が大きかったから

 

 運び出し料金は別

 

 

 

見積書の書面を出してくれない

 

悪徳業者の特徴として「正式な書面での御見積書」を発行してくれない事があります。

 

優良業者では当たり前に行い発行している御見積書は、会社の代表印が押印されていて、担当者の名前が記載された、「追加料金無し」と書かれた御見積書です。

 

このようなお見積もり書を発行する通常の目的は「お客様とのお約束」の為に記しとして発行されます。

 

しかし、悪徳業者は追加料金が目的なので、とにかく安い金額を電話やメールで言うだけで、正式なお見積もり書が出てくることはありません。下記の御見積書の条件が一つでも欠けている時には注意して検討しましょう。

 

「お見積書の条件」

 

 法人名が記載されて代表印が押印されている

 

 会社の所在地が記載されている

 

 担当者の名前がある

 

 追加料金無しの文言が記載されている

 

 ペラペラ伝票の御見積書でない

 

会社の正式な御見積書を発行してもらう事で、確かな書面での約束事となります。綺麗事は置いておいて、この当たり前の約束をしてもらうように心がけてください。




悪徳業者にあった時の対処法

 

それでも悪徳業者に出会ってしまって、トラブルに巻き込まれてしまった時に有効な対処法を紹介していきます。

 

絵に描いた餅ではなく、実際に有効な手段となりますので、もし悪徳業者に出会い、威圧的に脅かされてしまうような場合には以下の手段で対抗してください。

 

 

 

警察へ連絡する

 

悪徳業者に巻き込まれて揉めている時には110番して、警察に来て貰って仲裁に入ってもらいましょう。

 

実際にはよく「民事不介入」なんて言われたりしていますが、現地に来て話を聞いて仲裁に入る事は余裕でやってくれます。悪徳業者の請求は、はっきり言って恐喝一歩すれすれです。

 

威圧感を感じて請求されたり、強引に金銭を要求されたりした場合には恐喝罪の適用にもなりますが、そんな存在が現地に来てくれることによって大半の悪徳業者は退散します。

 

威圧的な態度や脅しの様なとらえ方が出来る事も、内緒で動画を撮影しておいたり、スマホで録音しておきましょう。証拠を出来る限り残しつつ、警察に仲裁して貰って解決しましょう。

 

 

 

 

消費者生活センターへ通報

 

悪徳業者に脅かされて困ったときは、消費者生活センターへ通報しましょう。

 

いわれのない追加料金、不当なキャンセル料金、いいがかりによる金銭の要求、これらは全て違法性の可能性が有りますので通報の対象です。

 

警察に連絡して仲裁に入ってもらいつつ、同時に消費者生活センターへ通報しておくのも良いでしょう。

 

消費者生活センターへ通報すると、弁護士のように、先方との直接のやり取りは無くなって、消費者生活センターの担当さんが仲裁に入ってやり取りしてくれます。

 

名前の通り、業者側には一切味方せず、100%消費者側について交渉してくれますのでとっても強い味方になってくれるでしょう。

 



不用品回収の追加料金についてのまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

不用品回収サービスは便利なサービスです。これからも普及は増えて行くと思います。それらを生業として営業している当社としては嬉しい限りですが、悪徳業者による追加料金などで業界のイメージが悪くなっていく事も懸念されます。

 

そんな時に、この記事を読んで健全に安心して不用品回収サービスを利用出来るようにと思って一生懸命執筆してみました。この記事がお困りの方の目に留まって誰か一人でもいいので役に立てれば嬉しいです。