軽トラックの不用品・廃品回収はどれぐらい?どんな内容?


最終更新日:2021年7月29日


軽トラックの不用品回収はどれぐらい、どんな内容か知りたい方へ


●軽トラックに積める不用品の量はどれぐらい?
●回収できない不用品とか注意点とかあれば知りたい
●軽トラック不用品回収の料金もついでに知りたい
●費用と安く抑えるコツとかあれば知っておきたい


こんな事を思っていませんか?


本記事では下記の内容を実例もまじえて分かりやすく解説します。



 

このお役立ち情報を書いている私は一般廃棄物・産業廃棄物・不用品リサイクルの経験12年。


東日本で最大規模の廃棄物リサイクル企業の統括役員出身で、業界の経験が長いので、少しはお役に立てる情報公開が出来るかと思います。


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軽トラックの不用品回収


費用もお手頃で大人気の軽トラックでの不用品回収。ですが初めて頼む場合にはどれぐらい、どんな物か想像が付きづらいかなと思います。


道路交通法では軽トラックの積載量は350kgまでとなりますが、それがどれぐらいの量かピンとくる人はいませんね。以下では、どれぐらい積めるのか、種類の制限はあるのか、注意点も深掘りして解説します。





どれぐらい積み込めるのか


軽トラックに積める不用品の量は、重さ350kg、体積1.5立法メートルが主流となります。荷台の積み上げの高さが1メートル少々の高さです。


重さは道路交通法で決められた軽トラックの定義です。しかし一般家庭の家具・家電・不用品で350kgを超える事はまずあり得ません。


キーポイントは「体積」となります。軽トラックの荷台に高さ約1メートルの高さで全体的に積み込んだ場合、約1.5立法メートルです。コンパネ、と呼ばれる木の板で荷台を囲うようにして積み込むと丁度出来上がります。


では1.5立法メートルとはどれぐらい積めるのか、以下で具体例を見て行きましょう。


【軽トラックの不用品回収※1.5立法】
●冷蔵庫(2ドア)
●洗濯機(縦型)
●ベッド(シングル)
●マットレス
●小物・不用品(45リットルゴミ袋×3)


大体こんな感じです。業者によっては高さ制限、大きさ制限を設けている所も有ります。そういう会社は正直あまりいい会社とは言えませんので利用は控えた方が無難です。






積める不用品の種類


積める不用品の種類は、会社によってバラバラです。


どの会社も得意、不得意があります。更に言えばこの仕事をするには色々な許認可が必要です。そういった業者の都合があり、積み込める不用品の種類は各社バラバラなのが現状です。


【例えば】
●A社
粗大ごみのみ可能、家電不可、生ごみ不可、危険物不可


●B社
粗大ごみ可能、家電可能、生ごみ不可、危険物不可


●C社
粗大ごみ可能、家電可能、生ごみ可能、危険物可能


A社 B社 C社
粗大ごみ

家電

×

生ごみ

×

×

危険物

×

×

料金


こんな感じです。自分が捨てたい不用品を予め確定しておいて、積み込める条件が合う不用品回収の会社選びが大切です。





大きさ制限や注意点の確認


会社により色々な制限や独自のルールを設けている事も多く、依頼する際には注意が必要です。


上記でも述べた通り、大きさや品目に制限が有る所が多く存在します。すなわち、ぱっと見の料金で一番安い会社を選ぶ、これだと失敗する可能性があります。


以下のポイントを押さえて依頼を検討している業者に聞いてみるといいでしょう。


【見積もり前にやる事リスト】
●出す不用品の確定
●家電の年式チェック
●住居の状況(エレベーター・階段など)


情報を整理してから電話見積もりなどをするとスムーズです。料金の概算や会社によっては確定の提案を出してくれる所も有るかと思いますので、しっかりと準備して聞いてみましょう。





軽トラック不用品回収の料金


ついでに料金についても知りたい方へ向けて以下で解説していきます。興味のある方はご覧ください。


初めて頼む場合、軽トラックの不用品回収はどれぐらいの料金がかかるのか不安がある事でしょう。よくある追加料金のトラブルから費用を安く抑えるコツまで解説したいと思います。





費用はどれぐらいかかるのか


ずばり言います。平均値は¥17,000ぐらいでしょう。


ネットで調べてみると色々な料金があります。安い所は¥9,800〜、高い所だと¥19,800〜、これらの料金が違う理由は単純に2つ、『物量』『積み込める内容』です。


安い所はあまり量も積めず、制限が多いです。料金が高い所は逆になると思っていいでしょう。


【軽トラック不用品回収の内訳】


●A社¥9,800
約0.8立法でリサイクル品のみ、大きさ制限有り、家電、ゴミ回収不可能


●B社¥19,800
約2立法で何でも積み込み可能


このように、同じ軽トラックの不用品回収でも量と内容に大きな差が生まれます。安く見せかけて高い会社も沢山ありますので注意が必要です。ぱっと見の料金に惑わされずに冷静に判断する事をお勧めします。






追加料金の可能性


不用品回収で追加料金が発生する理由は単純です。『物量増加』『住宅環境』『伝え忘れていた事』主にこのような理由で発生する事が多いでしょう。


『物量増加』

 

見積り時に除外していた物を当日に追加で依頼する場合、追加料金が発生するでしょう。


『住宅環境』

 

集合住宅の2階以上に住んでいる方は、運び出しに追加料金がかかる事が多いです。階段作業の場合、大きく金額が変わる事も有ります。どの会社も料金に『〜』を付けているのは主にこのためです。


『伝え忘れていた事』

 

自転車、照明撤去、エアコンの撤去、家具の吊り下げ搬出など特殊な作業が見越していたにもかかわらず伝え忘れていた場合に追加料金が発生することがあります。


【追加料金のまとめ】
●物を追加して頼んだりする
●階段・上層階作業などの伝え忘れ
●作業内容の伝え忘れ


大体こんなところでしょう。これらの内容は追加料金が発生して当然の内容です。これ以外に追加料金が発生する案内をしてくる業者は俗にいう悪徳業者のジャンルに入ります。


当日でも構いませんので依頼は取り消しにしましょう。揉めるようなら消費者生活センターや場合によっては警察へ連絡しましょう。






費用を安く抑える方法


不用品回収の費用を安く抑えるコツは主に3つあります。


『物量を減らす』

 

量が減る事により不用品回収の基本料金の部分が下がります。


『可能な限り手伝う』

 

2階以上にお住いの場合、不用品を1階まで自分で出しておいて業者に引き渡すことで費用が減額出来る場合があります。


『買取りが強い不用品回収業者へ依頼する』

 

弊社も含めて最近では古い家具、家電でも東南アジアへ輸出してリサイクルする業者が増えています。全部ゴミにする業者より安くなるのは当然です。


一般的な料金の決まり方は、物量、不用品の内容、住宅環境で決まる事が大半です。費用を抑える為にはこの何処かで依頼者側が工夫をする必要があるでしょう。





まとめ


今回のテーマ、軽トラックで不用品回収を頼んだ場合、どれぐらい積み込めてどれぐらい料金がかかるのか、総合まとめは以下の通りです。


●積み込める量は350kg、1.5立法メートルが主流


●かかる費用は¥17,000ぐらいが妥当


●伝え忘れによる追加料金に注意


近年では、インターネットで不用品回収業者を探して依頼する人が増えています。ネット上には肥大広告も多く、悪徳業者も沢山存在します。


ぱっと見のおいしい条件、嘘の料金に惑わされる人は餌食になります。きちんと勉強してから依頼しましょう。





 

いかがでしたでしょうか?


初めての方向けに不用品回収について執筆しました。お困りの方に少しでも参考になれば幸いです。



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