良く見る不用品回収の最安値!現実はいくらぐらい?【プロが解説】
最終更新日:2022年09月30日
不用品回収を最安値の料金で頼みたい。最安値の料金がいくらぐらいか知りたい方へ
●一般的な不用品回収の最安値が知りたい
●最安値の料金で依頼する方法が知りたい
●安くていい業者の選び方とかも知っておきたい
●注意点とか失敗しないコツとかも有れば教えて欲しい
こんなことに興味をお持ちですか?
上記のようなことが心配な方もこのページを読み終えると不用品回収の最安値が詳しく分かり、安心して利用できるようになります。
\このページでわかること/
●一般的な不用品回収の最安値が分かる
●最安値の料金で依頼する方法が分かる
●安くていい業者の選び方がわかる
執筆を担当したのは遺品整理・不用品回収の経営者です。不用品回収業者にたずさわって12年の間に合計9100件以上のお客様の不安や悩みを解決してきました。今でもほぼ毎日お客様のお宅へ訪問して、お見積もりや回収業務を行っています。
経験談と現在の相場に基づき書かせていただきました。
【車両別】不用品回収の最安値の価格
車両別に見る不用品回収の最安値価格を紹介します。
紹介する料金はあくまで全国平均だと思ってください。関東圏や都心部では上昇傾向があり、郊外に行くほど安くなっていくと思いましょう。
軽トラック
軽トラックで行う不用品回収の最安値は¥12,800前後(1立法)です。
積み込みできる不用品は約1立法メートルが上限で、リサイクル券が必要なリサイクル家電や、ブロックやがれき類などのように特殊な物は持って行ってくれません。
あくまでリサイクル可能な一般的な家具、家電、雑貨品などの指定物が対象となり不用品回収されます。
作業員は1名付きで、拘束時間は30分から60分が一般的でしょう。
「軽トラック最安値の一例」
最安料金 | ¥12,800前後 |
---|---|
積める量 | 1立法 |
積める物 | リサイクル品限定 |
作業員 | 1名 |
拘束時間 | 30分〜60分程度 |
1トントラック
1トントラックで行う不用品回収の最安値は¥34,800前後(3立法)です。
積み込みできる不用品は約3立法メートルが上限で、金額が大きくなった分1点程度のリサイクル家電や、少量程度の処理困難物は引き上げてくれます。
大きい家財や不用品も対応してくれるようになり、引っ越しや大掛かりな片付けの際にも重宝されるプランです。
「1トントラック最安値の一例」
最安料金 | ¥34,800前後 |
---|---|
積める量 | 3立法 |
積める物 | 色々積める |
作業員 | 1名 |
拘束時間 | 60分〜90分程度 |
2トントラック
2トントラックで行う不用品回収の最安値は¥74,800前後(8立法)です。
積み込みできる不用品は約8立法メートルが上限で、大きなプランになるので困った事には何でも対応してくれるでしょう。
階段作業の制限も無くなり、婚礼家具などの大型品やファミリータイプの冷蔵庫など何でも回収してくれますので、場合によってはとても安くて便利です。
作業員は2名付きで、拘束時間は無制限(終わるまで)が一般的でしょう。
「2トントラック最安値の一例」
最安料金 | ¥74,800前後 |
---|---|
積める量 | 8立法 |
積める物 | 何でも回収 |
作業員 | 2名 |
拘束時間 | 終わるまで |
1点から少量の最安値価格
1点から少量の不用品回収の最安値は「回収手数料」と「処分費用」の合計で算出されます。回収費用の最安価格は¥3,000程度でしょう。
処分費用は不用品の内容により異なります。回収手数料は住居の環境によっても前後しますので、最安値である分ちょっとしたことでも費用は上がりやすいので注意が必要です。
以下で詳しく解説していきます。
家具の場合
家具の不用品回収の最安値料金は「回収手数料¥3,000」と「処分費用」の合計で計算されます。
階段作業があったり、処分する家具が大きくなればなるほど費用が上がると思ってください。参考程度ですが以下に料金表を紹介します。
「家具の処分費(一例)」
シングルベッド | ¥5,000円〜 |
---|---|
スプリング入りマットレス | ¥3,000円〜 |
ソファー(2人掛け) | ¥4,000円〜 |
食器棚 | ¥3,000円〜 |
キッチンラック | ¥2,000円〜 |
学習机 | ¥5,000円〜 |
箪笥 | ¥4,000円〜 |
本棚 | ¥3,000円〜 |
上記の費用に、回収手数料(¥3,000〜)が追加された料金が最安値だと思ってください。回収手数料は住居環境により変動する事もお忘れなく。
家電の場合
家電の不用品回収の最安値料金は「回収手数料¥3,000」と「処分費用」と一部「リサイクル券」の合計で計算されます。
階段作業があったり、処分する家電が大きくなればなるほど費用が上がると思ってください。参考程度ですが以下に料金表を紹介します。
「家電の処分費(一例)」
冷蔵庫 ※リサイクル家電 | ¥4,000円〜 |
---|---|
洗濯機 ※リサイクル家電 | ¥3,000円〜 |
テレビ ※リサイクル家電 | ¥3,000円〜 |
エアコン ※リサイクル家電 | ¥1,000円〜 |
電子レンジ | ¥1,000円〜 |
パソコン | ¥1,000円〜 |
マッサージチェア | ¥8,000円〜 |
モニター | ¥1,000円〜 |
上記の費用に、回収手数料(¥3,000〜)が追加された料金が最安値だと思って間違いないでしょう。
不用品回収を最安値で依頼する方法
どうせ同じ不用品回収なら、最安で終わらせたい!それは誰もが同じ気持ちです。
ここからは、不用品回収を最安値で依頼するためのコツと方法を解説していきたいと思います。
相見積もりを活用
最安値の業者を決めるには、相見積もりを取ることをオススメします。
実際のところ、不用品回収の見積金額は時期によっても変動があるので見積もりを取るのが一番明確で速いです。
その見積金額を比較することで最安値の業者を見つける事が出来ます。ネット検索だけでは誇大広告も多いので最安値かどうかの判断は出来ません。
探した業者に最低でも3社以上お見積もりをお願いして、出てきた金額から最安を判断するようにしましょう。
「相見積もりの注意点」
・同じ条件で取る事
・追加料金無しの条件で取る事
・値引き交渉もしておきましょう
買取りとリサイクルに強い業者選び
買取りやリサイクルに強い業者だと、回収した不用品がゴミにならないので処分費用が無く料金が安い傾向があります。
リユースに力を入れているかいないか、ホームページを見れば一目瞭然です。最安値だけを押しているのか、買取りやリサイクルをアピールしているか、複合的に見てみましょう。
「安い業者の特徴」
・買取りが強い業者
・海外を含むリサイクルが強い業者
・リサイクルショップを営む業者
安くていい業者の選び方
安くていい業者を見つけるには「とにかく見積もりを取る」事をオススメします。
ホームページが綺麗だからいい業者とは限りません。役所に紹介されたからいい業者とは限りません。ランキングサイトの1位だからいい業者とは限りません。
ホームページはお金で買えます。許可さえあれば役所は紹介します。ランキング順位はお金で買えます。
これが現実です。
安くていい業者を探すには、とにかく「無料お見積もり」を取って、対応品質や担当者の雰囲気、様々な角度から自分で見て直接判断しましょう。
「いい業者の条件」
・電話対応がいい
・担当者が丁寧で分かりやすい
・料金が安い
・追加料金無しの約束がある
・見積書がしっかりしている
最安値に隠された注意点
ネットで検索すると、どの業者も「業界最安値!」「最安値保障!」など沢山のありきたりな営業文句があります。
どこかのサイトやアンケート調査で1度でも実績を取得できればその文言は使用できますが、その信頼性は???とゆうところです。
ここからは、最安値として書かれた料金によくある落とし穴と注意点について解説していきます。
料金に¥〇〇〜がある理由
料金に¥〇〇〜、このように〜が付いている場合には内容、状況により料金が上がりますので注意が必要です。
表記の料金〜ご案内が可能、とゆうだけなので、お見積もりは必須だと認識しましょう。
不用品回収の作業は引っ越しと同じように「回収場所の環境」「回収する内容」「必要な人員」この3つの軸で決まりますが、毎回内容が違うのが難点です。
簡単にネットで比較できるこの時代ですから、業者もとにかく安く、いいサービスを、と頑張った分、最安値に当て嵌められる条件が出てしまいます。
ですので料金に¥〇〇〜と付いている場合には、まずはお見積をして自分の不用品回収の料金が最安で出来るのか直接確かめたほうが早いです。
回収できる不用品の制限
回収出来る不用品が限定的な業者ほど費用が安い傾向があります。
何でも持っていけません、とゆうよりは、これしか持っていきません、ぐらいの業者まで色々います。
テレビなら3年以内、冷蔵庫なら2ドアの3年以内、洗濯機は国産メーカーで4年以内、などなど。
簡単に言えば、その後処分費用が掛からない、または売却できる不用品だけ格安で回収しますよ、とゆうちょっと詐欺に近い手法の業者が山盛りいます。
このような業者は、追加料金によるトラブルが後を絶ちません。当日に処分費用が掛かる不用品を依頼されると金銭を請求するからです。
これがネットでよく見る不用品回収の追加料金の正体です。
パッと見の最安値の料金に踊らされないで、きちんとお見積もりを取り、比較し、検討するようにしましょう。
追加料金
最安値の料金を概算で提案して、当日に追加料金を取る業者が存在します。
時代はとても便利です。ネットで検索して業者を複数選び相見積もりを取る、簡単にできますよね?
すると業者同士で競争が生まれます。業者は仕事がないとやっていけません。取り敢えずとして最安値の料金を概算で提案して、当日に難癖付けて追加料金を取る!とゆう業者が存在します。
これらを防ぐのはとても簡単です。お見積の際に「追加料金無し」の条件を付けてお見積もりを行いましょう。
出来れば書面でお見積書を発行してもらい、会社の角印なども押してもらって正式なお見積で約束をしてもらえれば完璧です。
「当日何とかやってみるので」とか「当日にうまく積めれば」とかの変な文句に期待せずに、明朗会計でお見積もりを貰いましょう。
不用品回収最安値のまとめ
いかがでしたでしょうか?
不用品回収の最安値には正直闇があります。業界で長くいると色々な悪い噂も耳にします。もちろん安いに越したことはありませんが、それでも失敗しない為には?と思い自分ながらに考えて執筆いたしました。この記事が誰かの目に留まり、少しでも参考に慣れれば幸いです。