不用品回収の料金が高いと思った時のチェックポイントをプロが解説


最終更新日:2023年06月01日


不用品回収の料金が高いと思っていたり、適正な料金が知りたい方へ


●見積もりの金額が高くて驚いている


●適正な料金が分からないから知りたい


●安くする方法とかも知りたい


●高くない業者の選び方とかも知りたい


こんなことに興味をお持ちですか?


本記事では下記の内容を実例もまじえて分かりやすく解説します。




 

この記事を書いているのは不用品回収オラフグループの経営者です。


不用品回収業界で12年、合計9000件以上のお客様の不安や疑問を一緒に解消してきました。経験と実績にもとづいて「疑問」と「不安」を取り除く情報を提供しています。






不用品回収の料金が高いと思った時のチェックポイント4つ


一般的には不用品回収の料金は高いと言われています。


初めて頼む方は、その高額な料金にびっくりしてしまう方も少なくありません。その料金が高いのか、安いのか、適正なのか、知る人は身の回りにも中々少なく困ってしまっている方も多いのではないのでしょうか?


そんな時に1つの参考になれるよう、業界12年の経験に基づき料金が高いのかどうかの判断基準を深掘りして解説していきます。


まずは簡単に4つのチェックポイントから確かめて行きましょう。





人件費が高いか相場からチェック


不用品回収の人件費は一般的に1人1日(¥12,000〜15,000)が相場です。これを超えてくると人件費は高いと言えるでしょう。


これ以上の人件費が設定されている場合には、自社の社員や人員ではなく派遣や応援の場合があります。


その場合には、作業のレベルも知れたものなので更なる注意が必要です。高い人件費を払って、家に傷などつけられたら元も子も有りませんので注意しましょう。


「人件費の料金相場」

 

1人1日・・・¥12,000〜15,000程度

 

※半日や数時間の場合には割り算で計算しましょう。しかし短時間になると若干高くなる業者が多いので注意です。




運搬費が高いか相場から知る


運搬費用の相場は2トン1回(¥15,000〜20,000)が相場です。これをこえてくると運搬費は高いと言えます。


運送業界と全く同じ料金と言っても過言ではありません。2トンの箱車の大きさにもよりますが、おおよそこの料金が相場です。


手積み、手卸しを理由に別料金を取る所もあるようですが、別で人件費が設定されている場合が殆どなので二重請求になっていないかチェックしましょう。


「運搬費の料金相場」

 

2トン1回・・・¥15,000〜20,000程度

 

※不用品回収の場所があまりにも遠かったり、拘束時間があまりにも長い場合には別途費用が発生する事も有ります。





処分費用で高い物があるか


リサイクル費用やゴミの処分費用が高いと総額の費用が高い傾向があります。


その場合には、自社で許可や資格を持っていないので他社へ処分を委託しているケースが多いです。その場合には仲介業者が入っているのと同じ事なので費用が一気に高くなります。


「処分費用が高い物」

 

リサイクル家電

 

※冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコン、乾燥機で古くリサイクルの使い道がない物は処分となり費用が高い


処理困難物

 

生ごみ、電池、ライター、危険物、タイヤ、金庫、マッサージチェアなど役所でも有害指定されていたり受け入れしてくれない不用品は高い傾向がある。





オプション費用で高くなっている場合


階段作業や人員の追加、エアコン工事や照明工事などオプション料金で高くなっている場合があります。


ネットでよく見るコミコミ料金、などありますが、基本的にかかる部分がコミコミなのでどんな状況でも何でもかんでも一律料金で対応、なんて所は残念ながら存在しません。


退去の場合だとエアコンや給湯器、便器の付け替えなど色々なオプションを頼むとそれなりに料金が高くなる事も多いです。


「オプション料金」

 

エアコン撤去工事

 

※1台¥5,000程度、室外機の置かれている状況により変動する


便座交換工事

 

※1式¥4,000程度、配管工事も含めてこれぐらいが相場です。


照明工事

 

※よくあるシーリングライトは処分費と込みで¥1,500程度が相場




【トラック別】高いと言われる業者の料金の例


いくらぐらいになると高いと言われているのか、一般の方でその感覚がある方は恐らくいないでしょう。


業界に長年身を置いていると横のつながりや協会、中の良い業者など沢山の仲間が出来て行きます。


だからこそお伝えする事の出来る「本当の料金相場」を公開します。ネットで見る情報には誇大広告が多い業界なので、宛にならない所が多いです。


この本当の料金相場を知り、ご自分が頼む際の参考にして下さい。





軽トラック


軽トラックの不用品回収の料金は¥15,000〜20,000程度が相場です。これを超えてくると高いといえます。


地域による前後はあるかと思いますので幅を見て提案しています。都会になればなるほど高いと思ってください。


1つだけ注意点としては、同じ軽トラックでも業者により積んでくれる不用品の量にバラツキがある事です。ここでは一般的な1.5立法メートルを基準としてお話しています。


「軽トラックの相場」

 

積み込める不用品の量・・・1.5立法メートル

 

料金・・・¥15,000〜20,000程度





1トントラック


1トントラックの不用品回収の料金は¥30,000〜40,000程度が相場です。これを超えてくると高いと思っていいです。


積み込みできる物量は、業者によってまちまちですが大体3.5立法メートルから4.5立法メートルです。


作業員は1名ついている場合が多く、2階までぐらいの階段作業ならそのまま普通に対応してくれます。


「1トントラックの相場」

 

積み込める不用品の量・・・3.5〜4.5立法メートル

 

料金・・・¥30,000〜40,000程度





2トントラック


2トントラックの不用品回収の料金は¥70,000〜90,000程度が相場です。これを超えてくると高いと思っていいです。


積み込める不用品の量は8立法メートルから10立法メートルが一般的です。リサイクル費用が含まれているかどうかは業者により異なります。


作業員は1名〜2名付きと分かれてきます。安い所だと2名付きでパックになっている場合も有ります。


「2トントラックの相場」

 

積み込める不用品の量・・・8〜10立法メートル

 

料金・・・¥70,000〜90,000程度



不用品回収の料金が高い業者の特徴


料金が高い業者の特徴をまとめていきます。


見方では料金が高い業者の手口ともいえるかもしれません。高いからダメな業者とゆうのはイコールではありませんので、高くてもいい業者でそこに頼みたいときなどはここで見た内容を交渉材料にして値引き交渉するのも1つの手段です。


一般的に高いとされる、オプション料金や追加料金、リサイクル料金についいて以下で解説していきます。






オプション作業が別料金


階段作業、便座工事、給湯器の撤去などオプション作業で不用品回収の料金が高くなることがあります。


理由はそのままで、工事費用が丸々かかるからです。この場合の費用が高くなるのは仕方がありません。


仮に別で業者を手配して別々に依頼すると恐らく費用はもっと高くなるでしょう。セットでお願いする分安くしてほしいと値引き交渉する方が賢明です。


「オプション料金」

 

エアコン撤去工事

※1台¥5,000程度、室外機の置かれている状況により変動する

 

便座交換工事

※1式¥4,000程度、配管工事も含めてこれぐらいが相場です。

 

照明工事

※よくあるシーリングライトは処分費と込みで¥1,500程度が相場





追加料金がかかる


当日になって高い追加料金を請求してくる業者も存在します。


一言で言えば、悪徳業者です。手口で一番多いのが、引っ越しなど後に引けない状況を知ってお見積りを安く提案して、相見積もりに勝って制約、その後当日に難癖付けて追加料金を請求してきます。


車が止められないとか、重たい物があるから急遽人員を増やして対応したからとか、処分費は別途ですとか何でもありです。


そんな業者はただの悪徳業者なので、その場で断って場合によっては警察へ相談しましょう。


「悪徳請求の例」

 

当日に処分費用を請求

 

当日に人件費を増額

 

当日に養生代を請求





リサイクル費用が高額


家電リサイクルや処理困難物のリサイクル費用を高く設定している所は総額の料金が高くなる傾向があります。


リサイクル料金が高い業者は、処分自体を外部委託している所も多く、それらが費用を高くしている原因となっている事が多いです。


見積書にリサイクル料金が別で記載されている時には、一般的な料金からかけ離れているかチェックしてから依頼するようにしましょう。


「リサイクル料金の例」

 

冷蔵庫・・・¥4,000〜5,000

 

洗濯機・・・¥3,000〜4,000

 

テレビ・・・¥3,000〜4,000

 

エアコン・・・¥1,000〜2,000※工事費除く



不用品回収が高いと思った時の対処法まとめ

 

いかがでしたでしょうか?


ここまでお読みいただきありがとうございました。残念ながらまだまだ悪徳業者もいる業界なので、依頼する側にも注意が必要な現実は間違いありません。


そんな時の参考となる情報として、業界人の一人として執筆してみました。少しでも困っている方の参考になれば幸いです。