五月人形の処分に困らない!賢く捨てるオススメの処分方法5選


最終更新日:2023年10月11日

 

五月人形の処分方法が知りたい、捨て方や方法が分からない、供養は必要なのか知りたい、こんな事にお困りですか?

 

\お困りですか?/

五月人形の捨て方が分からない

 

いつ処分していいのか分からない

 

供養とかお祓いとか必要?

 

そのまま捨てると、罰が当たりそうで心配

 

五月人形って売れるの?

 

子供の成長を見守ってくれた人形を「ただのゴミ」として捨てるのは忍びないという方も多いのではないでしょうか。呪いやたたりを信じていない方であっても、顔がついている人形を捨てるのは心苦しいことでしょう。

 

\この記事でわかること/

五月人形を処分するオススメの方法がわかる

 

供養やお祓いの費用や手順が知れる

 

五月人形を捨てるタイミングがわかる

 

 

 

この記事を書いているのは不用品回収オラフグループの経営者です。不用品回収や遺品整理を仕事にしてから13年以上経ちました。五月人形や雛人形、兜のお引き取り依頼やご相談も毎月10件以上いただいています。

 

これまでのご相談も含めて五月人形の捨て方を具体的に、分かりやすくご紹介していきます。

 


 

 

 

五月人形を処分する5つの方法

 

五月人形の捨て方としてオススメなのは以下の5つの処分方法です。

 

  • 自治体のごみ収集で捨てる
  • 支援団体や施設に寄付する
  • リサイクルショップで売る
  • ほしい人に譲る
  • 不用品回収業者に引き取り依頼

 

自治体のごみ収集を利用すると安くて早く捨てられますし、希少価値が高い五月人形はリサイクルショップで売るという選択肢もあります。それぞれの手順や料金を具体的に紹介していきます。

 

 

 

自治体のごみ収集で五月人形を捨てる

 

五月人形は地域ごとに実施されているごみ収集で処分できます。

 

処分手順は人形本体と付属品を分別して、「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」へと分別し、それぞれの収集日に出すだけです。五月人形が入っていたガラスケースは大きさに合わせて粗大ごみや不燃ごみで出しましょう。

 

ゴミ収集で引き取られた五月人形は生活ごみと一緒にゴミ収集車に載せられて、地域のゴミ処理場で焼却処分されます。

 

処分費用を抑えられますし、いつものゴミ収集と同じ手順で捨てられるので簡単なのですが、人形をそのままごみで捨てることに抵抗がある方には向かない方法です。

 

 

 

支援団体や施設に人形を寄付する

 

支援団体やNPO法人に五月人形を寄付するという手放し方もあります。

 

日本では需要がない中古の五月人形ですが、海外では「日本の伝統工芸品」として、受け入れられています。

 

ただし、無料で寄付できるわけではありません。
送料や寄付手数料として3,000円くらいはかかります。また、寄付するには申し込みや発送手続きなどしなければなりませんので、わりと手間と時間がかかる捨て方にはなります。

 

寄付金を発展途上国の子供たちへのワクチン資金に充てている支援団体もあります。

 

 

 

リサイクルショップで五月人形を買取りして貰う

 

五月人形の買取をしているリサイクルショップもあります。査定だけなら無料なので、最寄りのリサイクルショップへもっていってチャレンジしてみるのもありです。

 

買取対象となるのは有名作家のものやブランドから出ている五月人形だけです。イオンやトイザらスで売られている50,000円以下の五月人形は買取対象外となると考えましょう。

 

中古の五月人形に需要がないのは日本の風習が関係しています。五月人形は「1人につき1体」というしきたりがある上に、新しいものを用意することが一般的だからです。知らない子供の災いを取り除くために購入された五月人形でも構わないという方はほぼいません。

 

 

 

五月人形を欲しい人に譲る

 

友人や親せきに五月人形を譲ってあげるという手放し方もありますが、正直、もらってくれる人は少ないでしょう。

 

五月人形は生まれてきた息子の災いの身代わりになるために用意される人形です。意味を知っている方であれば、人の災いが残っている五月人形を引き受けたくないと考えて当然です。

 

この考え方で行くと、息子や孫に引き継がせるというのも好ましくありません。インテリアとしてほしいという方がいれば、譲ってあげるのも処分方法の一つになります。

 

五月人形の修理について

修理をして残すこともできます。人に譲るときにも修理をしてきれいな状態にしてあげるのが理想的です。修理費用はカビ汚れを落とす程度の簡単修理なら2,000円〜ですが、基礎から修繕するときには20,000円以上かかります。

 

人形の色や素材を判断して、元通りに復元する作業は技術職ですので、それなりに費用がかかります。

 

「修理費用の目安」

修理内容 料金
カビや汚れ落とし 2,000円〜
傷やひび割れ 4,000円〜
大きな破損修復 5,000円〜
基礎から修理 20,000円

 

 

 

 

不用品回収業者に五月人形の処分を依頼する

 

不用品回収業者では五月人形の供養や処分もしています。

 

五月人形1つだけでも引き取り料金として、4000円以上かかるので、安くはありませんが、サービスは充実しています。自治体での処分との大きな違いは自分の好きな時間に来てくれて、室内から運び出してくれる点です。

 

引き取った後で供養してくれる不用品回収業者では、合同供養なら無料で引き受けてくれることもあります。

 

気になる方は無料相談から始めてみましょう。料金や供養の相談だけをお電話で問い合わせてくれるお客様も結構いらっしゃいます。




五月人形を処分するタイミング

 

五月人形の処分時期に明確な決まりはないので、シンプルに「いらない」と感じたらいつ捨てても構いません。もちろん、インテリアとして飾り続けても問題はありません。

 

五月人形の役割から捨てる目安とタイミングをご紹介します。

 

 

 

捨てる3つのタイミング

 

五月人形は子供が自立した時に捨てるタイミングが訪れます。

 

そもそも五月人形は子供の厄を引き受ける身代わり人形として作られたものだからです。子どもが自分の力で災いを振り払えるようになったら、五月人形の力を借りなくてもよくなったと考えられます。

 

「具体的には…」

  • 成人したとき
  • 就職したとき
  • 実家を出て独り立ちするとき

 

上記に当てはまらなくても、「いらなくなったとき=捨て時」なので、引っ越しやリフォームで家財整理をするときに捨ててしまっても問題ありません。

 

 

 

処分する前に五月人形の役目を知ろう

 

五月人形や鎧、兜など端午の節句の飾りには「男の子が病気や事故などの災厄を逃れ、力強く育ってくれるように」という願いが込められています。女の子のお雛様と同じような意味合いです。

 

今では医療が進歩して救える命も多くなってきましたが、古来の日本では成人するまでに疫病や事故で亡くなってしまう子供の割合が多かったことが端午の節句の始まりと言われています。

 

身代わりになってもらい、自分の子供が成人になるまで無事に育ってくれるような神頼みの一環でした。




五月人形の供養方法

 

五月人形を供養する方法として以下の4つが一般的です。

 

「五月人形の供養方法」

  1. 自分で出来る簡単供養
  2. 人形供養専門業者
  3. 人形供養イベント
  4. 神社やお寺にお願いする

 

五月人形の供養方法は自分で出来るものから、住職がおこなうものまでありますが、自分のスッキリする方法を選べば、どの供養方法でも問題ありません。五月人形は仏壇や位牌のように、「魂入れ」をしていないため、仏教の考え方では魂は入っていなと考えられているからです。

 

子供の災いを代わりに引き受けてくれた五月人形をそのまま処分するのは忍びないという方も多いでしょう。息子との思い出も無碍にしてしまうような気持になることも当然です。

 

供養方法と相場料金、供養の儀式をしなかったときの心理的リスクをご紹介します。

 

 

 

自分で出来る簡単供養

 

五月人形への感謝を口に出して手を合わせ、思いを伝えるだけでも十分な供養になります。供養とは自分の気持ちを軽くするために行うものだからです。

 

気持ちに余裕のある方はもうひと手間かけてあげましょう。白い布や紙で五月人形を包んで上からそっと清め塩を振りかけます。「白」や「塩」には浄化作用があるとされているので、人形が抱えている災いや宿ったどろどろとした念も取り除いてくれるでしょう。

 

 

 

人形供養専門業者

 

人形供養の専門業者に供養から処分まで任せることもできます。料金はミカン箱1箱当たり5000円くらいですが、別途送料がかかります。

 

段ボールに人形を入れて、専門業者に送るだけなので簡単ですし、いつでも利用できます。専門業者に集められた人形は提携している神社やお寺の住職によって供養された後、処分されます。日本人形協会では集めた人形を毎年10月頃に行われる東京大神宮の「人形感謝祭」にて供養されています。

 

規模の大きい供養業者では人形そのものを処分するのではなく、氏名や住所がかかれた「ひとがた」を人形の代わりとして供養します。

 

受け入れている人形や節句の置物の種類は業者ごとに違います。顔がついていればぬいぐるみや羽子板でも受け入れている業者もありますが、写真や鎧、兜は受け入れていないことも多いです。

 

「手順」

  1. 申し込み
  2. 振込
  3. 梱包、発送

参照リンク

 

 

 

 

人形供養イベント

 

葬儀社や人形店では人形供養イベントを月に1回くらい行っています。葬儀社の会員でなくても利用できますし、新しい人形を買うように強引な勧誘をされることはほぼありません。まずは足を運んでもらうことを目的としたイベントだからです。

 

料金は人形供養業者と同額くらいで3点まで1,000円や玉串料として段ボール1箱あたり4,000円くらいが相場料金です。ただし、ガラスケースや飾り段、兜や鎧は処分が難しくて断られている事例もあるので、供養の対象を確認しておきましょう。

 

 

 

神社やお寺に供養をお願いする

 

神社やお寺で供養してもらうのも一つの方法です。

 

普段からお付き合いのあるお寺や神社があれば相談してみてもよいですし、定期的に供養イベントを開催しているお寺もあります。イベントの開催予定はお寺内の掲示板や回覧板などから知れます。大きな神社ではチラシが入ってくることもあります。

 

個人的に依頼するときには費用はお気持ちでと言われることが多く、相場は4,000円くらいですが、イベントなら無料としている神社もあります。

 

環境保護の観点からお焚き上げをする神社は少なくなってきました。持ち寄られた人形は供養が終わったら神社が提携する業者に引き取られて処分されています。

 

 

 

供養しないとどうなるの?

 

五月人形を供養しなかったからといって、大きなトラブルが起こるわけではありません。五月人形は節句の飾りであって、お守りのような存在にすぎないからです。

 

ただし、迷っている方や迷信や占いを気にする方には供養をすることおすすめします。捨ててしまった後で不幸が訪れたときに、因果関係を想像してしまいやすいからです。また、ぞんざいに捨ててしまえば五月人形を買ったときや飾ったときの思い出まで捨ててしまうような気持ちになることもあります。

 

感謝の気持ちさえあれば、費用をかけた供養でなくても構いません。買ったときに強い思い入れがあったように処分するときも、同じくらいの熱量で処分してあげましょう。




五月人形の処分事例

 

五月人形や兜など節句の飾りのお引き取り依頼は当社でもよくいただくものです。ご相談の中には「供養」や「料金」に関することが8割以上を占めます。実際に不用品回収業者に頼んだら

 

・いくらくらいかかるのか?
・どんな内容になるのか?

 

を事例を交えて処分の事例をご紹介します。

 

五月人形と粗大ごみの処分


担当者からのコメント
蓮田市のお客様から粗大ごみと五月人形の処分依頼をいただきました。息子様がご結婚されて、家を出ることになったため片付け作業を進めているとのことでした。新居に持っていくことを打診したけれど、断られてしまったとのこと。アパート住まいの方にとっては、飾る機会が少ない五月人形を家に置いて置くのは難しいものです。五月人形、兜がしまってある納戸へとお伺いし引き取りました。追加でこいのぼりとたてるための支柱もご依頼いただきましたので、その場でお見積もりして引き取らせていただきました。

回収物 五月人形、兜、粗大ごみ
作業時間 30分
作業人数 2名
お見積り ¥15,000
買取り ¥0
お会計 ¥15,000

 

五月人形の供養と実家の遺品整理


担当者からのコメント
ご実家の遺品整理で要らなくなったタンスや雑貨類のお引き取り依頼をいただきました。顔がついているぬいぐるみや五月人形をどうやって捨てたらいいかわからないというご相談が当社にご連絡いただいたきっかけでしたので、供養方法をご紹介しました。個別供養やお付き合いのあるお寺にお願いする方法などをお話ししましたが、「そこまで仰々しいものでなくても構わない」とのこと。当社の合同供養にてお引き取りいたしました。自社に持ち帰った後、提携するご住職にお越しいただき五月人形や雛人形、お母さまの作られたぬいぐるみなどまとめて供養いたしました。

回収量 一軒家の遺品整理
作業時間 4時間
作業人数 4名
お見積り ¥99,000
買取り ¥7,000
お会計 ¥92,000

 

五月人形の供養と処分


担当者からのコメント
「ガラスに入った五月人形を回収してほしいんですが…」とご相談いただきました。地域のゴミ収集で処分することを検討されていたのですが、燃えるゴミとして捨てるのは罰が当たりそうな気がして迷っているとのことです。供養や作業内容について説明し、ご納得いただきましたので電話口でお見積もりしました。なるべく費用を抑えたいとのことでしたので、スケジュールに空きがあるお日にちを指定させていただきまして、フリー便として予約を入れました。昼からの回収作業が終わったタイミングで到着予定をお伝えし、17時ごろから回収作業を始めました。

回収量 ガラスケース入り五月人形
作業時間 10分
作業人数 1名
お見積り ¥3,000
買取り ¥0
お会計 ¥3,000


五月人形の捨て方と処分方法まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

五月人形はガラスケース、小物の分別など捨て方を悩ませるものの一つです。また、思い出がつまっていたり、顔がついているためそのまま捨てるのは忍びないという声もよくお伺いします。

 

供養方法が気になる方やどうやって捨てたらいいかわからないという方はお気軽にご相談ください。不安や悩みをお伝えいただければ、最適なプランを提案いたします。

 

ご自分の状況に合った捨て方が見つかれば幸いです。最後までお読みいただき有難う御座いました。