ファンヒーターの処分に困らない!オススメの捨て方8選

最終更新日:2024年11月11日


ファンヒーターを処分することは決めたけど、どうやって捨てればいいか分からない、ファンヒーターを捨てるのにお金はかかるの?ファンヒーターの中身に灯油があるけどどうしたら・・・、こんな事にお悩みですか?



\お困りですか?/

 

ファンヒーターの捨て方が分からない

 

ファンヒーターは何ゴミになるの?

 

ファンヒーターを捨てるのにお金はかかるの?

 

ファンヒーターって売れるの?

 

ファンヒーターに残った灯油はどうすればいい?


こんなふうに「何から始めればいいかわからない」と悩んでいませんか。ファンヒーターは捨てる機会の少ない家電なので戸惑うのは当然です、そのまま長年収納の奥にしまい込んでいる方も多いでしょう。この記事では、思い切って処分することが出来るようにファンヒーターの捨て方や捨てる理由について詳しく解説していきます。



\この記事でわかること/

ファンヒーターの捨て方が分かる


ファンヒーターを捨てる注意点が分かる


ファンヒーターの売り方が分かる


残った灯油の対処法が分かる



 

記事執筆者 オラフグループ株式会社
代表取締役 田中 浩二


このページでファンヒーターの捨て方を紹介している私は、関東・東海エリアで展開する不用品回収オラフグループの経営者です。リサイクルの業界に飛び込んで13年以上、これまで沢山のお客様からファンヒーターのご相談をお承りしてまいりました。


これまでの経験やお客様からよくいただくご相談を元にファンヒーターやストーブの捨て方と処分方法をわかりやすく解説していきます。






ファンヒーターを処分する8つの方法


私がオススメするファンヒーターを処分する方法は、無料から有料まで8通り御座います。


「ファンヒーターの処分方法」

  • 自治体の粗大ゴミでファンヒーターを捨てる

  • 環境センターへ持ち込み処分する

  • 家電量販店の引き取りを利用

  • ホームセンターの引き取りを利用

  • ファンヒーターをリサイクルショップで売却する

  • フリマアプリやネットオークションで売る

  • ファンヒーターをほしい人に譲る

  • 不用品回収業者の引き取りを利用


それぞれに特徴や条件がありますし、状態によっても選べる方法が変わるのがストーブやファンヒーターの処分です。自分に合った方法が選べるように、詳しく解説していきます。




自治体の粗大ゴミでファンヒーター捨てる


粗大ゴミの処分料金は自治体によって異なりますが、全国平均で概ね200円から800円くらいです。決まった日に、安く、確実に処分できるというのがメリットですが、事前に粗大ゴミシールを買ったり予約を入れたり都合を合わせなければいけなかったりと使いずらい一面もあります。


粗大ゴミで捨てる一般的な手順は以下の通り。


「粗大ゴミで捨てる手順」

  1. 粗大ゴミ受付センターに問い合わせ予約をする

  2. 指定された金額の粗大ゴミ処理券をコンビニや関係機関で購入する

  3. 受付番号を記入した処理券をストーブ・ファンヒーターに貼り付ける

  4. 予約した日時に回収場所まで自分で運び出す


粗大ゴミで処分する際には、灯油を完全に空にして乾電池を抜き取った状態にする必要があります。申し込みから回収日までは1週間から2週間が目安ですが、年末年始や引っ越しシーズンは1か月以上先になってしまいます。


時間にゆとりがあって安く処分したい方に向いている処分方法が粗大ゴミ収集です。


「注意点」

  • 予約から処分まで時間がかかる

  • 事前に粗大ゴミシールを購入したり手間がかかる

  • 自由な日時で予約が取れるとは限らない




環境センターへファンヒーターを持ち込み処分する


ファンヒーターやストーブは地域のゴミ処理施設へ持ち込み処分ができます。


自分の車に積んで、地域ごとに決まっている処理施設に持ち込むだけと比較的簡単に処分できます。「10sごとに100円」や「戸別収集時の半額」など自治体によって料金の決まり方は変わるものの、戸別収集より安く処分できます。


自治体によって処分のルールが異なり、地域によってはファンヒーターのコードの根元を切って持って行くことを指示されることがあります。その為、持ち込む前にお住まいの自治体へ確認をすることは必須です。


ゴミ処理施設への持ち込みの際には、ファンヒーターの積み込みや現地での荷下ろしを自分で行わなければいけないので、力に自信がない方は家族や友人に付き添ってもらいましょう。


「持ち込み処分の注意点」

  • 受け入れ時間は8:30〜17:00
  • 週末や年末年始は混雑する
  • 対象地域に住んでいる本人しか持ち込みできない




家電量販店の引き取りを利用


大手の家電量販店では有料でファンヒーターの引き取りを行っています。


最寄りの店舗に持ち込んで、手続きをして引き取り費用を支払うだけなので、予約は不要です。店舗によって料金は異なりますが、2000円くらいが相場です。


ヨドバシカメラ ケーズデンキ ヤマダ電機
条件 240p以下かつ30s未満 サイズ・重さの制限なし 灯油を使用する製品は不可
料金 2,200円 2,200円

1,100円
(電気ファンヒーターのみ)


ヤマダ電機のように、石油を使うストーブやファンヒーターの処分を受け付けていない家電量販店もありますので注意しましょう。


家電販売店に持ち込む前には中の灯油を空にしておきましょう。灯油が入ったままの製品は引き取りを拒否されるうえ、持ち運びの際に灯油漏れが起こることもあり危険です。必ず事前に持ち込みたい家電量販店へ電話連絡をして、指示をいただいてからファンヒーターを持ち込みましょう。





ホームセンターの引き取りを利用


一部の大手ホームセンターでもファンヒーターの引き取りを行っている企業があります。全国的に店舗数が多い以下の3社がお勧めです。

  • カインズ
  • コメリ
  • コーナン


では、店舗で新しいストーブ・ファンヒーターを購入した場合のみ、無料で同等・同数の商品を引き取ってもらえます。サイズや重さの条件もありませんし、石油ファンヒーターでも引き取ってもらえます。


ホームセンターの引き取りを利用すると、購入と引き換えに古いストーブ・ファンヒーターを処分できるため、手間がかかりません。無料引き取りを行っていないホームセンターもあるため、事前に確認しておくと安心です。





リサイクルショップでファンヒーターを売却する


リサイクルショップへ持ち込んでファンヒーターを売って手放す方法もあります。


中古品であっても正常に動けば1,000円〜5,000円くらいの値段がつくでしょう。ただし、年式が古いものになると買い取ってもらえなかったり、数百円の値段しかつかなかったりすることがあります。


ファンヒーターは季節もの家電ですので春先から夏にかけては買い取り拒否をされる可能性があるため、売却を考える際はタイミングをみて査定に出すことが重要です。


電話でメーカー名や型番、使用年数を伝えると簡易査定してくれるリサイクルショップもあるので聞いてみてから行動に移すのもおすすめです。


「買取価格をあげるコツ」

  • 10月ごろに売る
  • 説明書や付属品を揃える




フリマアプリやネットオークションで売る


フリマアプリやネットオークションでストーブやファンヒーターを売るという選択肢もあります。


実際の取引履歴を確認すると、直近のデータでも年式が8年前のファンヒーター製品でも状態が良ければ送料別途の2,000円で売却が成立していました。


フリマアプリでの一般的な家庭用ファンヒーターの取引相場は6,000円〜14,000円、ネットオークションでの落札相場は7,000円前後と自分で手間をかける分リサイクルショップでの買取価格よりも高くなります。


「中古品でもいいから安くて、いいものを手に入れたい」という需要が高いので、思っているより状態が悪く傷や汚れがあっても安い商品は数時間で買い手がつくこともザラにあります。


上手に売るためには少しコツがいります。フリマアプリやネットオークションも売却の時期が肝心で、本格的に寒くなる前の10月下旬に出品すると落札されやすいです。


「人気のファンヒーター」

  • コロナやダイニチの商品
  • カラーは白やシルバー
  • コンクリート12畳・木造9畳用

参照リンク




ファンヒーターをほしい人に譲る


まだまだ使えるファンヒーターやストーブであれば、近しい友人や親戚などに欲しい人がいないか確認してみましょう。


ファンヒーターやストーブは近年の値上がりが激しく、1台買うと数万円はする高級家電だからです、その為欲しい方に譲ると譲るととても喜ばれる家電です。


すでに持っていても子供部屋用にもう1台購入を検討している人も案外いるので、まずは思い当たる人に声をかけてみることから始めてみましょう。周囲に欲しい人が見つからないときには、ネットの譲渡掲示板ジモティーを利用して、地域の人から幅広く探してみるという方法もあります。


ジモティーの活用方法は簡単で、商品の写真や説明文の記載をして問い合わせを待つだけです。問い合わせがあれば、引渡し方法や場所を相談して希望者に商品を引き渡します。


ジモティーで早く引き取り手を見つけるコツは「無料で譲ります」と前の方に書いておくことです。値段をつけている出品者との区別をつけると見つけてもらいやすくなります。引き取りに来てもらう事も指定できるのでとても便利です。


参照リンク




不用品回収業者でファンヒーターを捨てる


不用品回収業者のサービスを利用してストーブ、ファンヒーター、灯油を処分する事が出来ます。


しかし、ファンヒーターの処分に限ってはコストパフォーマンスが悪いのでお勧めしません。数千円の費用が掛かってもいいよ、灯油も一緒に処分したいよ、とゆう方以外は、あまりメリットはありません。


不用品回収の場合、時間と手間が大幅に省けるかわりに、粗大ゴミ収集や家電販売店への持ち込みよりも費用は大分高くなります。あなたの依頼のためだけにチャーターして回収しに来るため、トラックやスタッフの人件費がかかるからです。


その為再度申し上げますが、ストーブやファンヒーター1点の回収はコストパフォーマンスが悪く、正直あまりおすすめできません。以下のような理由がある方は検討してみるのも良いでしょう。


  • 処分期日まで時間がない
  • 部屋から運び出せない
  • 他の不用品とまとめて捨てたい
  • 灯油も一緒に処分したい


上記の条件に当てはまる方は利用を検討してみましょう。事前予約割引などお得なサービスを行っている業者もあり、数社から見積もりを出してもらうのがファンヒーターを安く処分するコツですので覚えておきましょう。





ファンヒーターを捨てるタイミング


ファンヒーターを処分するタイミングについて解説していきます。


「火元」となる火災の原因にもなる家電ですから、使用方法や処分のタイミングはとても重要です。実際、ストーブやファンヒーターが火元となる火災はとても多く、毎年発生しています。


そんなことにならない為にも、故障していないか注意をしながら使用する必要があり、不具合や寿命も併せて判断すると捨てるタイミングが分かりやすくなります。


思わぬ事故にならない為にも、ここからは「ファンヒーターを捨てるタイミング」について深堀して解説していきます。




ファンヒーターの寿命


メーカーが推奨するファンヒーターの寿命は8年です。これは「設計標準使用期間」に基づき決められています。


設計標準使用期間とは、経年劣化による消費者への危害が著しく少ないことを確認した時期までの期間のことです。加速試験や耐久試験など、科学的見地から行われた試験で算出された数値を基に決められます。


丁寧に扱っていれば、8年を越えても大きな故障はなく使用できますが、実際には経年劣化による発火などの危険性もあるため注意が必要です。




エラーコードが表示される


ファンヒーターの使用中にエラーコードが頻繁に表示されるときも寿命が近づいている証拠です。


エラーコードやメッセージが表示されるとゆう事は、何かしらのファンヒーターの感知機能が壊れている疑いがあるからです。エラーコードは不着火や途中消化のエラー、換気サインなど不完全燃焼で一酸化炭素中毒を未然に防ぐように表示されるもので、通常、換気やフィルター掃除をすると解消されます。


フィルターの掃除や換気を行ったにもかかわらず、一時間に何度もエラーが出る場合は点検や修理が必要です。


おもにE0〜E5が不着火や途中消化のエラーコードになっています。各メーカーでエラーコードは異なるため、エラーが出たら説明書でエラーの詳細を確認して適切な対処法をすると安全で長く使えます。




点火異常


点火に異変を感じたときも故障のサインです。ストーブ・ファンヒーターを長期間使用していると、以下の点火異常が起こることがあります


  • 1回で点火しない
  • 点火するがすぐに消えてしまう
  • 異音、異臭がする


上記のような状態で使用を続けると、不完全燃焼によって一酸化炭素中毒を起こす危険があります。考えられる原因は、電池切れや不良灯油による気化器の詰まり、着火部分の芯の燃え尽きなどです。


自分で改善できない場合は修理に出す必要があり、費用は10,000円前後かかります。購入から1年以内ならメーカー保証で無料修理できますが、灯油が原因の故障は保証期間内であっても有料になってしまいます。


この症状が出た時には早急に修理、又は買い替えをオススメします。




ファンヒーター処分の注意点


ファンヒーターを処分する際の注意点について解説します。事前に処理をしないと処分する事が出来ない以下の2点について解説します。


  • 乾電池を抜く
  • 灯油を空にする


上記の前処理を怠った時には、大半の場合処分を断られることが一般的です。そんな事にならない為にも以下の注意点をしっかりとお読みいただき前処理をしましょう。




ファンヒーターの乾電池を抜く


ファンヒーターに限らずですが、乾電池を使用する製品を処分する際は乾電池を抜いて処分しなければなりません。


乾電池は公共施設に設置されているリサイクルBOXや資源ゴミで処分しましょう。乾電池をいれたまま製品を放置すると、乾電池から液漏れを起こす危険があります。


乾電池の電解液は強アルカリ性の水溶液なので、直接触れたり目に入ったりすると、科学火傷や失明の恐れがあり危険です。すぐに痛くならず火傷に気づくのが遅れる場合もあります。


TOYOTOMIの乾電池不要石油ストーブのように、なかには乾電池を使用していないストーブもあります。乾電池の有無は説明書から確認できます。事前に電池の確認と処分を行う事を忘れないようにしましょう。




灯油を空にする


ファンヒーターを処分する際は、中に残っている灯油を完全に空にしましょう。


灯油を完全に抜いていないと、配送中やゴミ処理施設で火災や爆発の原因になってしまう理由から、どの処分業者でも「灯油を抜いておくこと」が必須の条件となっています。


ストーブやファンヒーターに入っている灯油は燃焼させて使い切るのが安全で簡単です。
出力により変わりますが、満タンに入っている灯油を使い切るのにかかる時間は5Lで約20時間です。


ポリタンクに余った灯油はガソリンスタンドに引き取ってもらえますが、セルフスタンドでは回収してくれないこともあることを知っておきましょう。引き取り料金はポリタンク1つあたり500円くらいですが、なかには「5Lくらいなら無料」という店舗もあります。





ファンヒーターを処分した不用品回収の事例


ファンヒーターやストーブや要らない物を不用品回収業者に頼んだらいくらくらいになるの?実際にどんなところまでやってくれるの?と気になる方に向けて、当社での過去事例をご紹介します。


  • 興味はあるけど、使ったことはない
  • いくらくらいかかるのか知りたい


実際にかかる料金や回収の流れのご参考になれば幸いです。



石油ファンヒーターと不用品の回収


担当者からのコメント
石油ファンヒーターの処分相談をいただきました。引っ越してきて初めて粗大ゴミを処分するため、何から始めればいいのかわからないという内容です。簡単に市での処分方法や料金をお伝えしましたが、縁あって当社にお任せいただけることになりました。作業当日、追加で出た不用品はその場でお見積もり。金額に納得いただき、合わせて回収しました。スタッフ1名でしたが20分程度で作業完了となりました。

回収物 ファンヒーター、衣類、衣装ケースなど
作業時間 20分
作業人数 1名
お見積り ¥7,000
買取り \300
お会計 ¥6,700


ストーブと不用品の回収


担当者からのコメント
壊れてしまったストーブの回収依頼をいただきました。来週には新しいストーブが届くので3日以内に捨てたいというご希望です。ちょうどその日にお近くで回収予定が入っていたため、午後のフリー便で予約を取りました。ストーブには燃焼しきれなかった灯油が入っていたため、処分方法にお困りだったとのこと。ほぼすべての自治体で灯油を使い切ってからしか粗大ゴミに出せないので、ストーブの点火不良トラブル時には悩むのも納得です。かかった時間は到着から10分ほど。回収完了を確認してから現金でご精算いただきました。

回収量 灯油入りのストーブと不用品など
作業時間 10分
作業人数 1名
お見積り ¥4,400
買取り ¥0
お会計 ¥4,400


引っ越しゴミとファンヒーターの回収


担当者からのコメント
引っ越しに伴う不用品回収依頼です。退去日が迫っているのですぐにでも来てほしいとご要望あり、現地見積もりへとお伺いしました。石油ファンヒーターや冷蔵庫など家電から座布団、ぬいぐるみといった細々したものまで見積もり料金を提示いたしました。ご納得いただけたので、その場で作業日程を決めて最短で回収いたしました。

回収量 石油ファンヒーター、5ドア冷蔵庫、座布団、ぬいぐるみ、本、カラーボックス、健康器具、布団、椅子、収納ケース、ソファ
作業時間 60分
作業人数 2名
お見積り ¥27,000
買取り ¥0
お会計 ¥27,000



ファンヒーターの捨て方と処分方法のまとめ

 

いかがでしたでしょうか?


ストーブ・ファンヒーターの処分は無料から有料まで8つの方法があります。譲ったり、売ったりすれば無料ですし、粗大ゴミで捨ててしまっても500円くらいで捨てられます。


捨てたい状況や手間、ストーブ・ファンヒーターの状態から選ぶと後悔なく上手に捨てられます。粗大ゴミ収集日まで待てないときや集積場所まで運び出すのが難しい時には不用品回収業者を利用するのも有力な選択肢になってきます。


  • 自分で運び出せない
  • すぐに捨てたい
  • 灯油もまとめて引き取ってほしい


というかたは、お気軽にご相談ください。お住まいや処分したい理由から最適なアドバイスをさせていただきます。