【無料〜有料】バイクの捨て方7つと注意点を不用品回収業者が解説


最終更新日:2023年4月16日

 

メーカー品バイクだし、売れる方法はないかな

 

動かないバイクの処分方法が分からない

 

名義変更とか手続きとかよくわからない…

 

無料で捨てられるの?料金がかかるならいくらくらい?

 

とバイクの捨て方を調べれば調べるほど面倒でわからない言葉が出てきてそのままになってしまっている方も多いのではないでしょうか。

 

1つ間違えば、実は税金がかかっていて年間10,000円以上損していることもあります。

 

\この記事でわかること/

バイクの最適な捨て方と処分料金が分かる

 

価値の無いバイクを無料で手放す方法もわかる

 

バイクの処分手続きの具体的な場所・方法・費用

 

 

 

この記事を書いているのは不用品回収オラフグループの経営者で、会社員時代を含めると廃棄物リサイクル業界に勤めて13年以上になります。今でも毎日お客様からの不用品処分のご相談に答え続けています。

 

もちろん原付から大型バイクへのご相談やお引き取りも100台以上対応してきました。手続きや税金など難しい言葉が並びますが、1つずつ進めていけば迷うことはありません。バイクの捨て方をわかりやすくご紹介していきます。

 


 

 

 

バイクの捨て方7つ

 

バイクを捨てるには「車両本体の廃棄処分」と「廃車手続き」の2つが必要です。どちらも言葉だけでとらえるとややこしそうですが、所定の場所で書類を提出するだけなので思っているより簡単です。

 

本体の廃車と廃車手続きの2つを同時にできる処分方法もありますし、自分でするのがめんどうな時には代行してもらうという選択肢もあります。

 

これらの細かい諸条件も有りますが、バイクのオススメの捨て方は以下の7つです。

 

「バイクの捨て方」

 

  • 指定引取場所へ持ち込む
  • 廃棄二輪取扱店で捨てる
  • バイク処分専門業者を利用
  • 不用品回収業者の引き取り
  • バイク買取専門業者を利用
  • フリマアプリやネットオークションで売る
  • ほしい方に譲る

 

自分でバイク店や指定引取場所へ持ち込む予定の方は「本体の廃車」を済ましてから、廃車手続きを済ませましょう。「本体の廃車」と「廃車手続き」どちらが先でも構いませんが、ナンバープレートがないと自走ができなくなります。

 

 

 

 

指定引取場所へ持ち込む

 

公益財団法人「自動車リサイクル促進センター」の管理する指定引取場所に自分でバイクを持ち込めば、無料で捨てられます。

 

持ち込む前には自分で廃車手続きをすることが前提条件です。バイク本体の廃棄処分にかかる料金は無料です。

 

指定引取場所は全国に約170か所あり、郊外の運送会社や金属会社が指定されています。

 

対象車両は二輪車リサイクルシステムの参加事業者が国内で販売したバイクに限定されていますが、ホンダやスズキ、カワサキ、ヤマハなど有名どころであれば原動機付自転車、軽二輪、小型二輪など大きさに関わらず、引き取り対象になります。

 

対象外となるのは電動自転車・サイドカー・ATV・部品・バッテリーなどの付属品で、国内販売品であっても持ち帰らなければなりません。

 

引き取りの対象のバイク基準はフレーム、エンジン、ガソリンタンク、ハンドル、前輪・後輪の5つのパーツが残っていて一体化していることです。

 

二輪車リサイクルシステムは、個々のメーカー・輸入事業者が自主的に取組み、共同で運営しているシステムなので、「バイク」として成り立っているものしか受け付けていません。

 

「注意点のまとめ」

 

指定引取場所は全国に約170か所

 

廃棄処分にかかる料金は無料

 

廃車済みのバイクしか持ち込めない

 

 

 

 

廃棄二輪取扱店で捨てる

 

リサイクルショップ、ディーラー、バイクショップなどが加盟する廃棄二輪取扱店で捨てることもできます。

 

2011年10月より「二輪車リサイクルマーク」の有無に関わらず、条件を満たすバイクの廃棄料金は無料になりました。

 

廃棄二輪取扱店へ持ち込む他に、スタッフに引き取りに来てもらう方法も利用できます。

 

引き取りに来てもらう場合や廃車手続きも任せるときには別途5000円〜10000円程度の費用をお店に支払います。

 

廃棄二輪取扱店で引き取られたバイクは廃車手続きをされた後で、指定引取場所へと持ち込まれて、再資源化、エネルギー化されています。

 

行きつく先は指定引取場所となるため、同様にバイクとして機能するための基幹パーツが揃っており、組み立てられていることが引き取り条件となります。

 

パーツとしては引き取ってくれません。

 

指定引取場所との大きな違いは「廃車手続き」や「出張引取」を実施していることです。廃車手続きもお願いするときには以下の必要書類を準備します。

 

「必要書類」

 

所有者本人を確認できる書類(運転免許証)

 

廃車申告受付書

 

自動車検査証返納証明書

 

上記の書類の提出が必要ですが、廃車手続き完了後のバイクを自分で持ち込むなら引き渡すだけで本体の処分が完了します。

 

最寄りの廃棄二輪車取扱店は一般社団法人全国軽自動車協会連合会の廃棄二輪車取扱店名簿から検索できます。

 

 

 

 

 

バイク処分専門業者を利用

 

バイク処分専門業者に引き渡して捨てる方法もあります。

 

バイクとして機能できない状態でも引き取ってくれるので、事故車やパーツとしての価値しかないバイクでも構いません。

 

廃棄二輪取扱店では引き取り対象外となるバイクでも、引き取ってもらえるのはリサイクルルートの違いにあります。

 

バイク処分業者の運営は車両の解体業者やリサイクル業者、海外へ中古バイクを輸出する業者なので、動かないパーツでもアルミや鉄というリサイクル資源として売って利益を出しているからです。

 

「メリット」

 

動かないバイクでも処分できる

 

価値が無いバイクでも引き取り可能

 

資源物として売れる可能性が有る

 

 

 

 

不用品回収業者の引き取り

 

不用品回収業者でもバイクの状態や大きさを問わず、引き取りをしています。

 

不用品回収業者のメリットは、家までの回収作業に融通が利く所です。

 

自宅まで引き取りに来る出張回収が基本なので、車庫やマンションの駐輪場に放置して動かないバイクでもスタッフが運び出し、引き取ってくれます。

 

普段は引っ越しや遺品整理でいらなくなった家具や家電を回収しているため、ヘルメットやウェア、ブーツ、手袋など素材や種類を問わずバイク用品をまとめて引き取ってくれる点も他の処分方法にはない魅力です。

 

古物商許可をもっている不用品回収業者では買取することもできます。ただし、バイク買取の専門家ではないので、買取専門店に比べると査定価格には期待できません。

 

「チェックポイント」

 

好きな日時に家まで引取りに来てくれる

 

バイク用品なども同時に回収してくれる

 

バイクの買取りは専門店の方が強い

 

 

 

 

バイク買取専門業者を利用

 

バイクの買取専門店に買い取ってもらうという選択肢もあります。

 

バイク買取専門業者は買い取ったバイクを修理し、中古バイクとして、国内外へと販売しています。

 

動かなくても修理して利益が出るのであれば、買取対象となります。

 

売却に関する書類から廃棄処分手続きまですべて買取業者側で用意して、印鑑や署名をするだけで代行してくれるので「簡単に手放したい」方にも向いています。

 

「高く売るコツ」

 

純正パーツは揃えて、査定に出す

 

需要が増える3月〜5月上旬に売る

 

清掃し、見た目を整える

 

バイクの買取価格は同じ年式や型、ブランドであっても10万円以上変わります。買取では走行距離やバイクの状態も重要視されるからです。

 

適正価格が知りたい方は3社程度から相見積もりをもらいましょう。

 

 

 

 

 

フリマアプリやネットオークションで売る

 

フリマアプリやネットオークションを利用して、個人間で売買するという方法もあります。

 

買取専門業者とは違い、自分と相手との間で名義変更など手続きが必要なので多少の知識と手間はかかります。

 

2023年4月現在メルカリでは原付バイクが30,000円〜100,000円、ヤマハの大型バイクは500,000円以上で取引が成立していました。

 

出品時には写真で傷の有無や走行距離、車検の残りなど詳細な記載がトラブル防止につながります。

 

メルカリでは双方の合意があれば直接引き渡しや現地での商品の確認も認めていますが、現金での決済は禁止しています。

 

「注意点」

 

名義変更などの手間が必要になる

 

出品時に悪い条件も記載しないとトラブルになりやすい

 

引き渡しが直接になる事が多い

 

 

 

 

バイクがほしい方に譲る

 

バイクを周囲の欲しい方に譲ったり、ジモティーで貰い手を探す方法もあります。

 

原付バイクのように維持管理が簡単なバイクは無料ならほしいという人も案外いるものです。

 

ただし、気心の知れた相手であっても、バイクの状態を実際に見てほしいか判断してもらったり、税金がかかることを伝えたりという事前準備は欠かせません。

 

当たり前ですが、友人間でもバイクの名義変更手続きは必要です。

 

譲る側は原付など125t以下のバイクは市区町村で廃車手続き、125t以上のバイクは税止め手続きをして、新しい所有者に書類を渡します。

 

もらう側は大きさに合わせて役所や運輸支局または自動車検査登録事務所へ行き、車両を受け取ってから15日以内にバイクの譲渡手続きをします。

 

「譲る方法」

 

知人に欲しいか聞いてみる

 

無料引き取り先をネットで探す

 

ジモティーで貰い手を探す




バイクを譲る・売るときの注意点

 

バイクを譲ったり売ったりするときには以下の3つに注意しましょう。

 

1.名義変更手続き
2.車検の残り期間
3.バイクの配送方法

 

いずれもお金と法律に関わることなので、違法行為に該当したり、お金を無駄にすることにもなってしまいます。以下で注意点を詳しく解説していきます。

 

 

 

 

名義変更手続きに注意

 

バイクを譲り渡してから15日以内に名義変更が必要です。

 

道路運送車両法13条1項で定められているので、従わなかった時には「違法」とみなされてしまいます。

 

自分で陸運局や役所で手続きする時間がない方は代行業者を利用したり、家族や友人など代理人に変わりにやってもらうという方法もあります。

 

代理人が手続きをするときには家族であっても書式に従った委任状の執筆が必要です。

 

「委任状の記載事項」

 

受任者の氏名
受任者の住所
自動車登録番号か車台番号
委任者の氏名(氏名の右横に印鑑)
委任者の住所
委任した年月日
「受任者を代理人と定め、記載している自動車の移転登録申請に関する権限を委任します。」という文言

 

 

 

 

車検切れに注意

 

バイクの車検はどれくらい残っているか確認、共有してから譲渡や売買しましょう。

 

車検切れのバイクを公道で乗ることは違法行為とみなされ免停90日、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金を科せられますし、車検の残り期間は売却時の価格を左右するものです。

 

原付バイクなど250t以下のバイクには車検はありませんが、排気量が250ccを超えるバイクは2年ごとに車検を受けなければならないと決められています。

 

バイクを譲り渡すときは、

・車検を取ってから名義変更
・車検と同時に名義変更

どちらかを選ぶと車検の有効期間を無駄にすることがなくなります。

 

 

 

 

配送方法に注意

 

バイクを売ったり譲ったりするときには配送方法と料金に注意しましょう。

 

バイクはクロネコヤマトや佐川急便など普通の宅配便では送ることができません。重さが50kgを超えることと輸送中に発火の危険があることが理由です。

 

クロネコヤマトではバイク宅急便というサービスがありますが、ヤマト運輸の提携業者が送ってくれるというもので、ヤマト運輸は窓口です。

 

配送料は東京から大阪間で50000円くらいですが、移動距離によっては100,000円を超えることもあるため個人間で売るときは着払いに設定するのが無難です。

 

ただし、バイクの配送業者では着払いが選べない会社もあります。

 

 

 

 

バイクの大きさ別・廃車手続き

 

バイクは大きさによって廃車手続きに必要な書類、窓口が変わります。

 

・手続きする時期
・バイク別の手続き方法、必要書類
・ナンバープレートがない時の対処法

 

を具体的にご紹介します。

 

 

 

 

廃車手続きする時期

 

バイクの廃車手続きは遅くとも3月までには済ませましょう。その年の税金がかかってしまうことを防げるようになります。

 

バイクを維持するときに毎年かかる「自動車税」は5月に納付書が届くものです。

 

原則として「1年分の自動車税は4月から6月に一括払いすること」と決められているので、届いてしまったら支払い義務が生じます。

 

「捨てる予定」であっても、期日までに支払わないと、延滞税金が発生します。

 

廃車手続きのあとに還付申請をすれば廃車手続き以降のお金は戻ってきますが、手続きが増えてめんどうなのは確かです。

 

車体を廃車する日にちが決まり次第、駐輪場の解約手続きもしましょう。理想は1か月前ですが、管理会社によっては途中解約でも日割りしてもらえることもあるので、本体の廃車手続きに合わせて連絡しましょう。

 

 

 

 

バイクの排気量の調べ方

 

バイクの排気量は「車検証」「ナンバープレート」「カタログ」から調べられます。

 

一番簡単な方法はナンバープレートの色で判断することで、以下の様に分かれています。

 

バイクの排気量 ナンバーの色
50cc以下 白色
51cc〜90cc 黄色
91cc〜125cc ピンク色
126cc〜250cc 白色
251cc以上 白色に緑枠

 

ナンバープレートがついていないバイクは車検証でも調べられます。

 

車検証の「総排気量」という項目がバイクの排気量の大きさを表しています。車検証も手元にないときにはバイクメーカーのホームページやカタログからでもわかります。

 

表し方はメーカーによって変わり、1000tのバイクであれば「1000」「1」「10」といった数字が含まれています。「CBR1000RR」 や 「YZF-R1」という感じです。

 

 

 

 

原付バイク(125t未満)の手続き

 

原付バイクの廃車手続きは市役所や区役所など自治体の税務課や税務署で受け付けています。

 

現住所のある役所ではなくて、原付バイクを登録した市区町村の役所なので注意しましょう。手放してから30日以内という期日もあります。

 

廃車手続きは郵送でも受け付けていますが、処理が済むまで1週間程度かかります。

 

役所で受け取った軽自動車税廃車申告書兼標識返納書を書いて、ナンバープレート、廃車済証明書を受け取るだけなので10分くらいで終わります。

 

手続き費用は無料です。

 

「持ち物」

 

ナンバープレート

 

印鑑

 

標識交付証明書

 

軽自動車税(種別割)廃車申告書兼標識返納書

 

車検証(軽自動車届出済証)

 

 

 

 

軽二輪自動車(125t〜250未満)の手続き

 

125t〜250未満の軽二輪自動車は現住所の陸運局で廃車手続きをします。

 

バイクの本体をどのように処理するかによって提出する書類が変わります。

 

売却や譲る、または一時的に乗らなくなったときには軽自動車届出済証返納証明書交付請求書、完全に配車するときには軽自動車届出済証返納届出書を提出します。

 

「持ち物」

 

軽自動車届出済証返納証明書交付請求書または・軽自動車届出済証返納届出書

 

ナンバープレート

 

車検証(軽自動車届出済証)

 

印鑑

 

住民票(陸運局の管轄外に現住所があるとき)

 

一時的な使用停止の手続きをするときには500円程度の手数料もかかります。

 

 

 

 

小型二輪自動車(250t以上)の手続き

 

250t以上のバイクは所在地の陸運局で手続きします。

 

書類に必要事項を記入して、窓口で登録手数料印紙(350円)を購入し、手数料納付書に貼り付けます。

 

自身でナンバープレートを外し、返納したらもらえる青色のシールを手数料納付書に貼り付けます。

 

申請書を提出後、受付で確認作業が始まります。審査には通常でも30分から60分程度、休日前、月末や年度末には2時間以上の待ち時間が発生することもあります。

 

審査が終わったあとにもらえる自動車検査証返納証明書を受け取ったら、廃車手続きが完了です。

 

「持ち物」

 

車検証 (軽自動車届出済証)

 

ナンバープレート

 

軽自動車税申告書

 

標識交付証明書

 

抹消登録申請書(OCRシート第3号様式の2のダウンロード)

 

手数料納付書(自動車検査登録印紙を添付)

 

印鑑

 

 

 

 

ナンバープレートがないときの対処法

 

盗難や災害などでナンバープレートがないときでも廃車手続きはできます。

 

提出できない理由を証明するための書類が必要で、種類は理由によって違うものを求められます。

 

盗難によってなくしてしまったときは、警察署に紛失届や盗難届を提出して受理番号などを記入した理由書を提出します。

 

地震や台風、津波などの災害によって車両本体やナンバープレートを失ったときには、消防署や市町村の役場で交付される罹災証明書が必要です。

 

廃車手続き代行業者に任せてしまうということもできます。

 

 

 

 

廃車手続き後のバイクに乗るのは違法?

 

廃車手続きが終わった後のバイクで公道を走っても法律的には問題ありません。

 

廃車手続きは「このバイクは捨てます」という申告をした状態になるだけだからです。廃車手続きをしても所有者(使用者)が自分で、車検もあれば警察にとめられても問題ありません。

 

違法になるのは車検が切れているバイクに乗っている時です。

 

 

 

 

廃車以外の手続き

 

バイクの手続きは本体と廃車手続き以外にも自賠責保険や所有権解除の手続きをしないといけないこともあります。これらの手続きは契約した時と同様に自分で保険会社やローン会社へ申請、手続きするものです。

 

 

 

 

所有権解除の手続き

 

自身が所有者になっていないと廃車手続きはできません。

 

自分が所有者になっているかは車検証でわかります。バイクの車検証には所有者と使用者がわけられていて、

 

・所有者=持っている人
・使用者=使っている人

 

と考えるとわかりやすいです。

 

ローンでバイクを購入するときには完済するまで、勝手に売られてしまわないようにローン会社やディーラーが所有者になっています。

 

ローンを支払った後でも所有者の変更は自動でされません。所有者の変更には「所有権の解除」手続きが必要です。

 

ディーラーやローン会社の窓口へ申請すると所有権の解除に必要な書類を揃えてくれます。譲渡証明書及び委任状を受け取ったら、運輸支局で手続きをします。

 

所有権解除に必要な書類は有効期限が決まっているため、必要書類を受領したらすぐに所有権解除手続きをしましょう。

 

有効期限が過ぎると、所有権解除が出来ず、再度窓口で書類をもらうことから始めなければいけません。

 

運輸支局は平日の9:00-17:00が開業時間なので、この時間に行けない人は行政書士等代行業者に丸投げしてしまうということもできます。1回の手続きかかる相場料金は5000円〜です。

 

 

 

 

自賠責保険の解約手続き

 

廃車手続きが終わった後のバイクで公道を走っても法律的には問題ありません。

 

自賠責保険はバイクを所有する方は皆、入らなければならない保険です。

 

1年〜5年分を一括払いしているので、バイクを手放した時点で解約すれば残りの契約期間分のお金が返金されます。

 

保険の残り期間が1か月未満の時には返金されませんし、解約日は保険会社に書類が届いた日になるため、なるべく早く手続きを済ませましょう。

 

「自賠責保険の費用」

 

バイクの排気量 保険料
125cc以下のバイク 7,070円
125cc〜250cc以下 7,540円
251cc以上のバイク 9,270円

 

解約手続きは契約している保険会社(組合)の窓口で行います。

 

保険会社は自賠責保険の証明書にも記載されていますし、購入した販売店で確認することもできます。

 

手続きには印鑑や身分証明書などのほか、廃車証明書、自賠責保険(共済)証明書、250cc以下のバイクであれば保険標章が必要です。

 

自賠責保険を新しいバイクに引き継ぐこともできます。引き継ぎたいときは、古いバイクの廃車書類と新しいバイクの登録証と合わせて自賠責保険の窓口へ申請します。

 

 

 

 

バイクの買取業者

 

バイクは動かなくても買い取ってもらえる可能性があります。

 

廃車を考えているなら、無料査定をしている買取業者で査定を受けてみることも賢い選択です。全国対応していて、実績もあるバイクの買取業者3社をご紹介します。

 

 

 

 

バイク王

 

バイク買取の大手といえばバイク王です。

 

テレビCMをしているので知名度も高く、買取実績も200万台以上と業界でも上位です。多くの実績を残せるのは「申し込みの手軽さ」や「スピード感」「親切さ」が考えられます。

 

日本全国対応しているカバー力の広さと24時間受付が魅力です。

 

3万円未満の買取であれば、その場で現金化が可能ですし、買取価格が3万円を超えたときでも4日以内に振込してくれるスピード感も注目すべき点です。

 

出張買取・査定は無料なので、エンジンがかからないようなバイクでも自宅に居ながらにして引き取ってもらえるのです。

 

買取証明書の発行はもちろん、名義変更後の車検証コピーも郵送してくれるので満足度の高さにつながっています。

参照リンク

 

 

 

 

 

レッドバロン

 

レッドバロンの特徴は買取から修理、販売までを自社でおこなう点です。

 

修理やメンテナス、販売を別の業者に委託しないことで、中間マージンのコストカットに成功しています。裏側でのコストカットは査定額にも反映されています。

 

年間販売実績は9万台を超えるほど大きな規模です。

 

オリジナルパーツやリサイクルパーツを東京ドームの約3倍の工場内に確保しているため、廃版になってしまったバイクの修理もできることが買取されるバイクの幅が広い理由でしょう。

参照リンク

 

 

 

 

 

バイクワン

 

レッドバロンの特徴は買取から修理、販売までを自社でおこなう点です。

 

買取価格はバイクワン独自の情報から構築されているので適正価格です。

 

全国の大手中堅販売店、国内オークション、中古パーツ、海外輸出、再生修理と5つの市場から車種や状態の平均値を出して算出されています。

 

事故車や動かないバイクであっても適正価格での高価買取に期待ができます。過去には転倒によってボディーがひどくへこんでしまったBMWS1000RRの買取実績もあります。

 

再販売ルートを豊富に持っているため、改造車や絶版車、旧車なども幅広く買取してくれます。

参照リンク

 




バイクの回収事例

 

不用品回収業者にバイクを引き取ってもらったら、「料金はいくらくらいになるの?」「どんな流れになるの?」と気になる方に向けて、当社のバイクの回収事例をご紹介します。

 

迷っている方の参考になれば幸いです。

 

 

引っ越しでの原付バイクの引き取り


担当者からのコメント
さいたま市の学生さんから原付バイクの引き取り依頼をいただきました。地元での就職が決まり一度実家へ戻ることになったとのこと。原付バイクで大学に通っていたのですが、春休みで乗らない間にエンジンがかからなくなってしまいお困りでした。後輩に譲ることも考えたそうですが、名義変更手続きなど意外とやらなければならないことが多く後回しになっている間に引っ越しまで時間がなく当社にご連絡いただきました。駐輪場からトラックに積み込むだけでしたので、到着から作業完了までは10分もかかりませんでした。

回収品 原付バイク
作業時間 5分
作業人数 1名
お見積り ¥5800
買取り ¥0
お会計 ¥5800

 

動かないバイクの引き取り事例


担当者からのコメント
「動かないし、古いバイクなんですけど引き取りに来てもらえますか?」というご相談をいただきました。昨年亡くなったお父様の愛車とのこと。バイクに乗ることを目標に闘病生活をされていたとお伺いしました。ご家族の中にはバイクを乗る方もいないため、あまりにも放置期間が長すぎて傷みも激しい状態でした。経年劣化したゴムパッキンからオイルが漏れ始め、倉庫にはオイルのにおいが充満していたためご依頼いただいたという背景でした。手続きも任せたいということでしたので、委任状とともに回収させていただきました。

回収品 バイク
作業時間 10分
作業人数 2名
お見積り ¥9800
買取り ¥0
お会計 ¥9800

 

盗難されていたバイクの回収


担当者からのコメント
10年以上前に盗難されたバイクの引き取りをしました。戻ってきたものの鍵穴も壊され、配線も切られエンジンがかからない上に外装もひどい状態でした。税金を払うのはもったいないということで、廃車手続きはかなり前にされていたため、本体の引き取りのみのご希望です。一緒に不要になったバイクパーツやヘルメット、スペアタイヤ、棚も一緒に引き取らせていただきましたが、15分もかからずに作業完了となりました。

回収品 バイクと不用品
作業時間 15分
作業人数 2名
お見積り ¥19800
買取り ¥0
お会計 ¥19800


バイクの捨て方まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

バイクの処分には手続きが必要で面倒、難しそうと思われる方も多いようです。たしかに、手続きができる時間も限られていますし、窓口も少ないので踏み切れない方も多いです。

 

乗らなかったとしても持っているだけで税金が発生するのがバイクです。当社では手続きから本体の処分まですべて対応しています。「なるべく自分でするから、安くしてほしい」というご要望も組んで提案いたしますので、お気軽にご相談ください。