金庫の処分に困らない!オススメの捨て方5選

最終更新日:2024年10月16日

 

金庫を処分したい。金庫の捨て方や方法が分からない。安くお得に処分する方法が知りたい。無料で処分できる方法とかもあれば知りたい…とお考えの方へ。

 

\お困りですか?/

 

金庫の捨て方が分からない

 

金庫って無料で処分出来るの?

 

お金がかかるとしたら、いくらかかるの?

 

金庫を無料で処分できる方法を探している

 

金庫を部屋の中から運び出せるか心配

 

金庫は8割以上の自治体で「適正処理困難物」に指定されているため、粗大ゴミや不燃ごみとして捨てることはできず、処分方法に迷う方も多い不用品です。当社でも毎月200件以上「どうしたらいいかわからない…」というご相談をいただいておりますが、実は処分方法をさえわかれば、案外簡単に捨てられるものです。

 

 

\この記事でわかること/

金庫を捨てる手順・費用・注意点が分かる

 

金庫の処分にはいくらかかるのか分かる

 

金庫を無料で処分できる方法も分かる

 

金庫を捨てるときの注意点とリスクが分かる

 

 

 

記事執筆者 オラフグループ株式会社
代表取締役 田中 浩二

 

この記事を書いている私は不用品回収オラフグループの経営者で、業界に勤めて13年以上になるベテランです。金庫の処分について、これまでに沢山のお客様のお悩みを解決してきたという実績もございます。

 

私の経験とよくいただく質問やご相談をもとに金庫の処分方法を具体的にご紹介していきます。

 


 

 

 

金庫を処分する5つの方法


オススメの金庫の処分方法として、5つの捨て方を紹介します。

 

  • 金庫販売店の引き取りサービスを利用する
  • 金庫処分の専門業者を利用する
  • フリマアプリやネットオークションで金庫を売る
  • リサイクルショップで売る
  • 不用品回収業者の引き取りを利用

 

上記の5つの捨て方について、深掘りして詳しく解説していきます。

 

 

 

金庫販売店の引き取りサービスを利用する


金庫販売店に不用になった金庫を引き取ってもらう方法があります。

 

引き取りのみの場合には有料となりますが、買い替えであれば無料で引き取ってくれる場合もあります。

 

店舗で金庫を購入するときには自分で後日、持ち込み処分となりますが、事務所や店舗で使用するような大型の金庫では配送時に新しい金庫と入れ替える形で引き取ってくれることもあります。

 

引き取りは金庫専門の販売店だけで提供しているサービスとなります。ホームセンターでは金庫の引き取りを行っていませんので、買い替えと引き取りをしてほしい方は金庫専門店での購入がおすすめです。

 

 

 

金庫処分の専門業者を利用する


金庫処分の専門業者に引き取ってもらうという処分方法もあります。

 

引き取り処分料金相場は10,000円〜30,000円ですが、金庫の大きさや店舗からの距離によって変わります。背丈ほどある大型の金庫の場合には搬出するスタッフの人数も増えますし、機械を使って搬出しなければならないため、必然的に金額も上がります。

 

出張料金だけでも5,000円以上かかるため、費用は高めです。

 

金庫処分専門店では鍵開けオプションなど金庫にまつわるトラブルにも対応してくれるところが特徴的です。鍵をなくしてしまったり、極端に大きな金庫は金庫処分の専門業者に依頼しましょう。

 

「専門業者の処分料金の目安」

金庫の大きさ 処分料金
小型(〜10kg) 6,000円〜8,000円
中型(〜60kg) 8,000円〜15,000円
大型(〜100kg) 15,000円〜30,000円
業務用 30,000円〜60,000円

 

 

 

リサイクルショップで金庫を売る


リサイクルショップでも金庫は買取対象品目に含まれていて、製造から10年以内であれば買い取られる可能性も上がります。

 

家電製品や小物、衣類と同様に店舗へ持ち込んだり、出張を利用して査定金額を出してもらい、納得できれば引き取ってもらいます。相場価格は1000円〜10000円で、人気なのはハイスペックかつセキュリティが強固なモデルです。

 

「人気のタイプ」

・電子タイプ
・ICカードタイプ
・指紋認証ロックタイプ

 

金庫の中身が空になっていないと査定すらしてもらえませんが、リサイクルショップには開錠サービスなどはありません。自分で中身を空にしてから査定を受けましょう。

 

リサイクルショップでの買取基準に満たない場合には無料でも引き取ってくれません。再販を目的として買取しているため、需要がないモノを引き取ると赤字になってしまうからです。

 

 

「金庫を売る注意点」

 

製造から10年以内

 

壊れていない状態が良い金庫

 

 

 

フリマアプリやネットオークションで金庫を売る


フリマアプリやネットオークションで金庫を売ることもできます。

 

耐火金庫のような大きなものではなく手提げ金庫のようなコンパクトなものが人気となっていて、相場価格は2,000円〜8,000円程度です。現在も取引が多々成立していました。

 

リサイクルショップでは買い取られないような金庫でも需要さえあれば売れるので、時間に余裕があれば試してみる価値はあります。出品時にはメーカー名やサイズを記載すると、より購入希望者に見つけてもらいやすくなります。

 

「人気のメーカー」

・EIKO
・ダイヤセーフ
・日本アイ・エス・ケイ

 

 

「ネットで金庫を売る手順」

 

金庫の画像を撮影する

金庫の外観・中身の汚れや傷、年式などスペックがかかれた箇所の写真を複数枚、撮影します。

 

手順に沿って出品する

商品説明文を記載し、配送方法や販売価格を決めて出品します。

 

梱包、配送手続きをする

購入者が現れたら、取引連絡をして、金庫を発送します。

 

 

 

不用品回収業者の金庫引き取りを利用


不用品回収業者では金庫の引き取りを行っています。

 

金庫処分の専門業者ではないので、鍵開けサービスはありませんし背丈以上あるような超大型金庫の引き取りは断られることがあります。

 

家庭用金庫や手提げ金庫であれば、問題なく回収できます。金庫回収業者との一番大きな違いは金庫以外に家具や家電もまとめて回収できるところです。

 

引き取り費用は作業料金や処分費用などコミコミで6,000円からと考えておくと大きなズレが少ないです。もちろん金庫の大きさによっては料金が高くなります。

 




金庫を処分する時の注意点

 

金庫を捨てるときには以下の4点に注意しましょう。

 

  • 粗大ゴミでは金庫は捨てられない
  • 業者で金庫を捨てるなら相見積もり
  • 金庫の暗証番号と鍵を用意する
  • 金庫の鍵が開かないときの対処法

 

金庫は特殊なゴミです。重さも重く、捨てにくく、簡単には処分できません。上記の注意点をよくお読みいただき適切に処分しましょう。

 

 

 

金庫は粗大ゴミでは捨てられない


あまり知られていませんが、「金庫は粗大ごみでは捨てられない」というのは全国での共通事項です。

 

例外として、金庫の大きさや形状によっては不燃ごみとして引き受けられていることもありますが、「耐火金庫」は自治体では処分できない不用品となります。耐火金庫はその名の通り、火(熱)や衝撃に耐えられるように以下の異素材が組み合わさって作られています。

 

「耐火金庫の素材」

・気泡コンクリート
・特殊合金
・スチール
・鋼材

 

中でもコンクリートはゴミ処理場での処分が難しいため、粗大ゴミとして引き取られない大きな理由となっています。

 

 

 

業者で金庫を捨てるなら相見積もりをする


金庫の引き取り処分を不用品回収業者や金庫の引き取り専門業者に依頼するときには「相見積もり」を取り入れましょう。

 

3社程度から相見積もりを取ると、自分の金庫の正しい処分料金が分かるため悪徳業者にぼったくられなくなるからです。ホームページに掲載されている引き取り料金はあくまで目安です。金庫の「種類・大きさ」「設置場所」「搬出経路」によって作業料金は大きく変わるため、実際の価格は現地での見積もりが終わるまでわかりません。

 

見積り無料の業者から訪問見積もりを利用しましょう。

 

 

 

金庫の鍵が開かないときの対処法


金庫の鍵が開かない時は迷わず鍵屋さんに依頼しましょう。

 

専門家ですのでダイヤル式、テンキー式などどのような方式のロックであっても20分から30分で開錠してくれるでしょう。ロック解除の難易度によって開錠料金は変わりますが、相場は10,000円〜30,000円です。

 

自分で出来る開錠方法として、無理やりバールでこじ開けるという選択肢もありますが、おすすめはできません。金庫はセキュリティ面を重視して作られているため、市販の道具で簡単に開けられるほど甘くはないからです。

 

また、力づくで開けようとするとセキュリティロックが発動して別のロックがかかることもあります。失敗した時には開錠料金がさらに高くついてしまうため自分で開けるのはやめた方が無難です。




金庫を捨てるタイミング


使わなくなったときや開け方が分からなくなったときの他に、寿命が来た時も金庫を処分するタイミングとなります。

 

耐火金庫の寿命は約20年で、この寿命を過ぎると金庫としての性能が落ちてしまうため熱から守れなくなってしまうことも考えられます。

 

 

 

金庫の寿命


金庫の寿命が約20年と言われているのは、内側に使われている「気泡コンクリート」の寿命が20年だからです。

 

気泡コンクリートとは水分が含まれたコンクリートのことで、火の中に金庫がいれられても水分があるため、温度の上昇を抑えて金庫の中身を守っているという仕組みです。ただし、水分なので20年から30年くらいから気化が始まってきます。

 

気泡コンクリートから水分が抜けると普通のコンクリートと同様になってしまうため、いざ火災になったときに本来の実力を発揮できません。




金庫の不用品回収サービス事例


金庫の処分方法の中で少しでも不用品回収業者が気になった方のために、当社での回収事例をご紹介します。

 

・不用品回収業者を利用したことがない方
・金庫の処分料金が気になっている方

 

の参考になるように料金面や作業の流れを詳しく書かせていただきました。

 

金庫と不用品の回収依頼


担当者からのコメント
「実家にある金庫を処分したいのですが」とお電話でお問い合わせいただきました。すでに金庫回収の専門業者や買取業者、不用品回収業者へとお問合せされているものの、どの業者でも料金面をあいまいにされていてお悩みとのことでした。ご住所を聞くと当社の事務所から10分ほどでしたので、お伺いすることに。実際に見てみるとスタッフ1名でも搬出が可能でしたし、中身も取り出してあることが確認できました。お見積金額を提示して、ご納得いただけたのでそのままお引き取りさせていただきました。

回収物 金庫と不用品
作業時間 20分
作業人数 1名
お見積り ¥12,800
買取り ¥0
お会計 ¥12,800

 

壊れた金庫の処分


担当者からのコメント
お引っ越しで不用品がたくさん出るので引き取りに来てほしいとご依頼いただきました。電話でシングルベッドやタンス、2ドア冷蔵庫など大きな家具や家電をお伺いして、概算料金をお伝えしました。当日に増えるかもしれないとのことでしたので、余裕のあるトラックで訪問回収。少しでも多く載せられるようにベッドは解体してから搬出しました。
作業の終盤で壊れて鍵が閉まらなくなった金庫も追加いただきました。スタッフと一緒に中に貴重品が残されていないことを確認してお引き取りしました。

回収量 ベッド、マットレス、タンス、壊れた金庫、2ドア冷蔵庫、洗濯機
作業時間 60分
作業人数 2名
お見積り ¥29,800
買取り ¥0
お会計 ¥29,800

 

耐火金庫や不用品を捨てたい


担当者からのコメント
お引越しに伴う不用品回収のご依頼をいただきました。当社を含めて3社で相見積もりをされるとのことでしたので、限界までお値引きをして訪問見積もりが完了。後日、「お願いしたい」とご連絡いただきました。料金は他社様の方が安かったものの、見積もりの対応が決め手となったとお話しいただきました。当社ではお互いに認識の相違が起こらないように丁寧なヒアリングを心がけております。お見積もり通りの回収内容でしたので、時間通りに作業完了となりました。

回収量 耐火金庫、デスク20個、椅子30脚、パーテーション、冷蔵庫、棚、キャビネット
作業時間 90分
作業人数 4名
お見積り ¥198,000
買取り ¥91,000
お会計 ¥107,000



金庫の捨て方と処分方法のまとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

私が思うおススメの金庫の処分方法を無料から有料まで5つ紹介させていただきました。金庫は自治体では捨てられないので、ちょっと困る不用品です。購入から日が浅かったり性能の良い金庫であれば需要がありますが、古い金庫は売れないでしょう。

 

捨てなければならなくなったとき、どこに頼んだらいいかわからない、どうやって調べればいいか分からない等、悩み事がございましたらお気軽にご相談ください。金庫の大きさやお住まいの地域から、お客様に合った最適な方法をご提案いたします。