【無料〜有料】カーペットの捨て方8つと注意点を不用品回収業者が解説


最終更新日:2023年3月20日

 

カーペットや絨毯の捨て方に迷っている方へ

 

カーペットの捨て方が分からない

 

処分するのにお金ってかかるの?

 

安く捨てる方法とかある?

 

畳んで燃えるごみにしても大丈夫?

 

いざ捨てるとなると、これでいいのかなと気になってしまい行動に移せないものです。

 

この記事を読み終えると迷うことなく自分に合った適切な処分方法でカーペットを捨てられるようになります。

 

\この記事でわかること/

カーペットの捨て方が分かる

 

処分の方法と費用について詳しく知れる

 

無料で捨てる方法が分かる

 

 

 

この記事を書いている私は不用品回収オラフグループの経営者です。業界経験13年の中で一万件以上の不用品回収や遺品整理のご相談を受けてきました。もちろん、カーペットのお引き取り依頼も多々あります。

 

今までの知識と経験を活かして、簡単でお得なカーペットの捨て方を解説していきます。

 


 

 

 

カーペットを捨てる8つの方法

 

カーペットの捨て方について、以下の8つの処分方法を紹介していきます。

 

  • 大きいカーペットは粗大ごみで捨てる【有料】
  • カーペットを細かく刻んで燃えるごみで捨てる【無料】
  • リサイクルショップに買取ってもらう【買取り】
  • ごみ処理施設へ自分で持ち込み処分する【無料〜有料】
  • 宅配引き取りサービスを利用【有料】
  • フリマアプリ・ネットオークションで売る【無料】
  • 欲しい人にカーペットを譲る【無料】
  • 不用品回収業者の引き取りを利用【有料】

 

以下で詳しく解説していきますので、ご自分の都合に合った処分方法を参考にして下さい。

 

 

 

 

大きいカーペットは粗大ごみで捨てる【有料】

 

お金はかかりますが、大きいカーペットは粗大ごみとして捨てるのが簡単です。

 

カーペットが粗大ごみか、可燃ごみか、は「自治体の粗大ごみの定義」によって変わります。

 

粗大ごみルールの詳細は、市区町村のごみの捨て方ガイドブックや自治体ホームページから確認しましょう。

 

カーペットを粗大ごみで捨てるときの処分料金は全国平均で約300円〜800円と、地域で制定された粗大ごみの処分料金によって変わります。

 

こちらも市区町村のホームページから確認出来ますので事前にチェックしておきましょう。

 

「粗大ごみで捨てる手順」

 

市区町村の粗大ごみルールの確認
ホームページから処分費用をチェック
該当する「粗大ごみ処理券を購入
粗大ごみ戸別収集を予約
回収日当日に外に出しておく

 

一般的に粗大ごみの戸別収集は完全予約制です。処分料金は地域で発行している「粗大ごみ処理券」を購入して記入して張り付ける必要があります。

 

費用がかかる割には手間もかかりますので、メリット・デメリットを考慮して選ぶようにしましょう。

 

 

 

 

カーペットを細かく刻んで燃えるごみで捨てる【無料】

 

大きさ問わず、カーペットを畳んだり、切ったりして燃えるゴミで捨てることもできます。

 

カーペットは化学繊維で出来ている有機物なので、一般的には「燃えるごみ」に該当します。

 

大きさ制限や重さ制限で粗大ごみの定義に該当しない限り、燃えるごみの日に捨てて問題ありません。

 

タイルカーペットやジョイントマットなどは30p以内なのでそのままでも燃えるゴミで捨ててしまえます。

 

全国共通で、とにかく、45リットルのごみ袋に入る大きさに何とか加工して納めてしまえば解決できる簡単な捨て方です。

 

一般ごみで捨てられるのなら予約もいりませんし、無料で捨てられるのが魅力的です。

 

「燃えるごみで捨てる条件」

 

45リットルのごみ袋に入る

 

有機物で燃える素材で出来ている

 

カーペットの素材は特殊な場合を除いて大半が「燃えるごみ」になります。

 

素材は綿・麻・ウール・イ草・竹・アクリル・レーヨン・ポリエステル・ナイロンと様々ですが、衣類に使われている素材と同じなので燃えるごみとして捨てて問題ありません。

 

 

 

 

リサイクルショップで売れるか査定する【買取り】

 

価値があるカーペットであればリサイクルショップや買取業者に買い取ってもらうという方法もあります。

 

買取対象となるのは価値や需要のあるカーペットだけで、買取価格は一般メーカー品で100円〜5000円くらいです。

 

ペルシャ絨毯などのブランド品はどんなに汚くても買取り出来ます。

 

リサイクルショップでは買い取ったカーペットを店頭に並べて売って利益を出しています。

 

その為、使用感のあるものが買い取られないのはもちろんのこと、ニトリやイケアのような低価格の格安カーペットは買取対象となりません。

 

 

「売れるカーペットの条件」

 

傷や汚れがない

 

素材がよい(ウール、シルク、毛の密度が高い)

 

機能性を持たせたもの(繊維に消臭や防汚・手触りの良さ)

 

ブランド品

 

デザインに優れたエスファハン産、コム産のシルク絨毯、落ち着いた色彩の花の模様が特徴のナイン産などは人気で、汚くても買取り対象です。

 

国産のい草で編みこまれた敷物も買取対象になります。高温多湿な日本の気候にあっているからです。

 

同じい草であっても中国産のい草は買い取られないなど、リサイクルショップに査定に出すまでわかりませんので、一度挑戦してみてもよいでしょう。

 

 

 

 

ごみ処理施設へ自分で持ち込み処分する【無料〜有料】

 

各市区町村にある「環境センター」「クリーンセンター」などのごみ処理施設へ直接カーペットを持ち込んで処分する方法があります。

 

地域によっては無料または粗大ごみ戸別収集の半額で捨てられます。予約がいらないこともあり便利な処分方法です。

 

処分にかかる料金は各市区町村によって異なりますが、多くは重さによって決められていています。

 

目安としては10kgあたり100円程度なのでカーペット1枚の処分手数料は100円くらいになります。

 

「持ち込み処分の手順」

 

ごみ処分場または粗大ごみ受付センターへ持ち込み予約
持ち込み、係員の指示に従ってゴミをおろす
提示された料金の支払い

 

持ち込み処分の欠点を挙げるとすれば、持ち込み出来る日、受付時間が限られていることです。

 

行政で運営している公共の施設になるため、受け入れ時間は平日9:00-17:00と限られています。

 

土曜日の午前中や日曜日も月に1回の持ち込み受付をしていることもありますが、土日のごみ処分場は激込みで、完全予約制となる市も多いです。

 

ご自分のお住いの市区町村にある環境センターのホームページから確認して予定を組むようにしましょう。

 

 

 

 

宅配引き取りサービスを利用【有料】

 

自宅から宅配分で処分できる「宅配引き取りサービス」でカーペットを捨てるという選択肢もあります。

 

届いた宅配キットに梱包して宅配業者に集荷依頼をするだけと驚くほどに簡単です。

 

前払い制で特段期間が指定されているわけでもなく、自分の好きなタイミングで発送するだけで捨てられます。

 

宅配キットには布テープや印字済みの送り状までついているので、梱包資材を自身で準備する必要もありません。

 

料金は大きさに比例して高くなります。

 

ウッドカーペットやホットカーペットは対象外ですので、自治体の粗大ごみで処分するなど別の方法を選びましょう。

 

「料金の目安」

 

サイズ 料金
2畳以下 2200円
3畳以下 3300円
6畳以下 6600円
8畳以下 8800円

 

 

 

 

フリマアプリ・ネットオークションで売る【無料】

 

ヤフオクやメルカリなど、フリマアプリやネットオークションを通じてほしい人に売るという方法もあります。

 

リサイクルショップでは査定価格がつかないような、安価なノーブランド品であっても欲しい人さえ見つかれば売れることも十分にあり得ます。

 

小さな子供がいる家庭で一時的に使いたいという方やよい商品をできるだけ安く手に入れたいという方も一定数いるからです。

 

新品未使用品はもちろんのこと、目立った傷や汚れがなければ売れるでしょう。

 

未使用品なら定価の8割、使用感があっても1000円以上で取引されている実績も確認できます。

 

宅配便を利用しますので、送料は850円前後かかりますが、手元に多少のお金を残せます。

 

過去にはキャラクターものや電車柄など新品価格が5000円以内のものや、高級ペルシャ絨毯など幅広い商品の売買が成立していました。

 

個人間取引では配慮が肝心です。

 

クリーニングに出したり、シミや汚れは写真付きで教えてあげるなど購入者のことを考えた行動はトラブル防止にもつながります。

 

手間はかかってもいいから費用をかけずに捨てたい方には向いている処分方法です。

 

「オススメのサイト」

 

ヤフーオークション
メルカリ

 

 

 

 

欲しい人にカーペットを譲る【無料】

 

知人に聞いたり、ジモティーなどの地域掲示板を利用して、カーペットを欲しい人に譲るということもできます。

 

自分で買うほどではないけれど無料ならもらうという方や試しに使ってみたいという方もいるものです。

 

多少汚れていてもペット用の敷物として利用されることもあります。

 

周囲に欲しい方が見つからないときにはネットの地域掲示板ジモティーを使って地域に住んでいるほしい方から幅広く探す方法もあります。

 

手間のかかる方法ではありますが、ネットで探す力はとても強く、手放せる確率も上がり、無料で処分できる可能性も高いでしょう。

 

「欲しい人に譲る方法」

 

知人に聞いてみる

 

寄付出来る所を探す

 

ジモティーなどの地域掲示板を利用

 

 

 

 

不用品回収業者の引き取りを利用

 

不用品回収業者にカーペットを引き取ってもらう方法もあります。

 

ただし、カーペット1枚だけで依頼するとコストパフォーマンスが悪いので、正直おすすめできない処分方法です。

 

粗大ごみ収集とは違い、あなたの不用品を回収するためだけに人件費やトラック費用がかかってしまうため、カーペット1枚であっても3000円以上の処分料金になるのが一般的です。

 

室内に敷いてある状態であっても、家具の移動も含めて引き取ってくれる点はメリットと言えます。

 

また、その他の不用品・家電の引取りとまとめて依頼するときには便利です。

 

引っ越しや大がかりな断捨離でタンスや机、扇風機などの家電もまとめて処分するタイミングであれば、有効な選択肢の一つになります。

 

「不用品回収の特徴」

 

コストパフォーマンスが悪い

 

好きな時、好きな時間に来てくれる

 

予約や手続きが簡単




カーペット処分の注意点

 

カーペットを捨てるときの注意点は3つあります。

 

カーペットを細かく切断するときの注意点

 

電気カーペット処分の注意点

 

業者を使う場合は、ぼったくり業者に注意

 

知らずに進めてしまって、危険な目に合わないためにそれぞれ詳しく解説していきます。

 

 

 

 

細かく切断するときの注意点

 

準備と手順を把握してから始めると、カーペットの切断をスムーズにおこなう事が出来ます。

 

カーペットは分厚い上に後処理も必要で、準備を怠ると途中で挫折したくなるほど大変です。作業中はホコリが舞うので、マスクや空気清浄機で体に取り込まないよう対策します。

 

「用意する道具」

 

・万能ばさみ ・軍手 ・ゴミ袋 ・新聞紙

 

「切って捨てる流れ」

 

準備

新聞紙を敷いた床の上にカーペットを裏側にして広げます。

 

切る

30p以内になるようにハサミを入れていきます。織り方によって切りやすい方向があるため、縦と横の両方から切ってみましょう。

 

ゴミ袋にまとめる

規定サイズまで切ったら自治体指定のゴミ袋にまとめます。

 

6畳のカーペットを切ってまとめるのにかかる時間は30分程度です。ハサミの切れ味によっては1時間以上かかることもありますので、道具選びが大切です。

 

 

 

 

電気カーペットの処分

 

電気カーペットは粗大ごみになり、燃えるゴミや可燃ごみとしては処分できません。

 

内側には電熱線が入っているため、切ると感電してしまうこともあり危険です。

 

電気毛布も同様に粗大ごみとして、戸別収集や持ち込み処分、不用品回収などを利用して捨てましょう。

 

 

 

 

業者を使う時には悪徳業者に注意

 

不用品回収業者を利用するときにはぼったくり業者や悪徳業者に関わらないように注意しましょう。

 

悪徳業者に依頼すると高額請求されたり、必要な家電まで強引に引き取られてしまうこともあります。

 

相場価格が分からないと被害にあったことも気が付かないこともあります。

 

たとえば、カーペット1つを依頼しただけなのに20,000円と言われたら悪徳業者の確率が高いです。

 

悪徳業者に関わらないためには、業者選びを慎重にすることはもちろんですが、自分が不用品回収やカーペットの捨て方について正しい知識を取り入れることが予防策になります。

 

 

 

 

家から出せないときの対処法

 

カーペットが家から出せないときには「自治体の運び出しサービス」や「不用品回収業者」を利用しましょう。

 

自治体の運び出しサービスは市の職員や依頼されたシルバー人材派遣センターのスタッフが室内から集積所まで運び出してくれるサービスです。粗大ごみ戸別収集とセットで利用できます。

 

生活保護受給者の方や児童扶養手当受給者の方、老齢福祉年金受給者の方向けのサービスなので利用できる人は限定的です。

 

健康で元気な一般市民は、運び出しが難しくても上記に当てはまらないため利用できません。

 

不用品回収業者なら地域や依頼したい状況に関わらず、利用できます。




カーペットの回収事例

 

カーペットの回収を不用品回収業者にお願いした時には、どんな流れでいくらくらいかかるのかと気になる方に向けて、当社での回収事例をご紹介します。

 

実例と写真付きで公開しますので、ご自身の状況と比較してご参考にしてください。

 

カーペットの回収


担当者からのコメント
さいたま市のお客様からカーペット回収のご相談をいただきました。猫の爪とぎでボロボロになってしまい、買い替えるとのこと。粗大ごみ収集日が来月末にしかなく、不用品回収業者を検討されたとお話しいただきました。ワンルームで保管する場所もなくなるべく早く捨てたいというご要望だったので、最短での予約を入れさせていただきました。

回収品 カーペット
作業時間 5分
作業人数 1名
お見積り ¥3,500
買取り ¥0
お会計 ¥3,500

 

カーペットと家具の回収


担当者からのコメント
カーペットといらない家具の回収依頼をいただきました。2m以上あるタンスだったので自分たちで運び出すことが難しく、気づけば10年以上そのままになっていたとのことです。カーペットは6畳いっぱいに敷き詰めてあったためスタッフ2名でお伺いし、まずはタンスを運び出しました。上に置いてある飾り棚を慎重に移動し、カーペットを引き抜いた後で元の位置に戻させていただきました。カーペットがなくなったことで掃除もしやすくなったとのお言葉をいただきました。

回収品 カーペットと家具
作業時間 20分
作業人数 2名
お見積り ¥12,300
買取り ¥0
お会計 ¥12,300

 

引っ越しに伴うカーペットの回収


担当者からのコメント
「今週末にお願いできますか?」と慌てた様子でさいたま市にお住いのお客様からお電話いただきました。まずは予約が入れられるか確認です。3月末ということもあり、埋まっていたのですが、運よく前日にキャンセルがでていたため、すぐ抑えさせていただきました。お引っ越し直前になって粗大ごみ収集の予約が取れなかった上に、他の不用品回収業者でも予約が取れなくて困っていたとのことでした。当初の予定ではジョイントカーペットとマットレスだけだったのですが、姿見やカラーボックスも追加でご依頼いただきました。

回収品 カーペットと引っ越しごみの回収
作業時間 50分
作業人数 2名
お見積り ¥27,000
買取り ¥0
お会計 ¥27,000


カーペットの捨て方まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

カーペットは丸めたり、畳んだりすれば燃えるごみとして無料で捨てられる自治体もありますし、粗大ごみでも500円以内で捨てられます。

 

状況によりますが、この記事で紹介している処分方法を検討すれば、どんな状況でも捨て方に困る事は無いと思います。

 

引越し、断捨離、家じまいなど、色々な大変な時に、この記事が困った誰かの目に留まって助けになれれば幸いです。

 

これでも解決出来なかったよ!とゆう方は直接連絡をくれれば相談に乗りますのでお気軽にどうぞ(笑)